日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

長女の高校で

 長女は埼玉県内にある某大学附属高校に通っています。
 長女に聞くところでは、高校で、最近、盗難事件が頻発しているのだそうです。しかし、高校の方は「管理は自己責任」、「自己管理が原則」とし、一切を不問としているいう話です。

 ところが、盗難の内容を聞くと、金品は少なくて、「体育着を入れる袋」だとか、「筆入れ」だと言います。
 要するに、相手の困る顔を見て、あるいは想像して喜ぶという性質の行為で、悪戯の延長ですね。
 しかし、その盗んだ品を、さらに盗んだカバンに入れて、公道に放置したりするそうなので、だんだん悪質化しつつあるのは目に見えてます。
 学校が何もしないというのは、おかしいですね。

 また、先日PTA総会があったそうですが、その際に不審者が入り込んで、女子のトイレにカメラを仕掛けていったとのこと。
「それって、事件じゃないのか」
 思わずそう訊くと、長女は「でも、父兄はともかく生徒にも説明しないんだよね、ウチの学校は。昨日他のコから聞いて、初めて知った」と答えます。

 ははあ。「自己責任」や「自己管理」ではなくて、事なかれ主義ですね。
 女子トイレのカメラは、総会の父兄に混じって入り込んだ不審者ではなく、教員の可能性だってあるわけですね。もう一度カメラを回収しに行かねばならないことを考えると、生徒にかなり近い者だろうと思います。あるいは最初から捨てるつもりで、できうる限り無線で画像を飛ばす仕組みだったのかもしれませんが、こちらは却って足が付きやすいです。

「学校がそこまで自己責任だと言うなら、オマエとかが代表し、直接警察に届ければいいんじゃないか」
長女にはそう伝えました。

 盗難や盗撮が発生しているのに、父兄にも生徒にも告知しないのは、単なる怠慢以外の何ものでもないと思いますね。 女子トイレに盗撮カメラがあったことについては、とっくの昔に刑事事件でしょ。
 現状で「お知らせ」の類は、一切ありません。