日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎扉を叩く音 (続)

◎扉を叩く音 (続)
「毎年、秋から冬にかけて、深夜、玄関の扉を叩く音がする」話の続きです。
 今年は春を過ぎても続いています。

26日午後10時半の記録。
今日は朝から具合が悪く、病院でもベッドから起き上がれないくらいの状態でした。
帰路には買い物に寄るはずが、到底無理。
家に帰り、そのまま横になっていました。
足に力が入らず、トイレに歩くのもままなりません。

週末で長女が帰宅していましたので、簡単な夕食を出し、2階に上がりました。
妻の部屋に行き、仮眠を取ります。
夜になり、隣の部屋からガタガタと音が響きました。
隣は長女の部屋です。
「ああ。着替えとかを掻き回しているのだな」
部屋の中を歩き回っている足音がします。
うるさい。長女はあまり回りに配慮しない性格です。
程なく、すっかり目が覚めてしまいました。
起きましたが、音はまだ続いています。

階下に下り、居間に入ると、長椅子に長女が寝転んでいました。
「ありゃ。お前はここにいたのか。さっきは上に上がったのか」
すると長女が答えます。
「ううん。ずっとここにいたよ」
おいおい。じゃあ、上にいたのは誰?
息子の部屋は1階で、息子は日がなそこに閉じ篭っています。

「なるほど。俺につきまとっているのだな」
どこで拾ったのかは分かりませんが、つかず離れずの状態でいるわけです。
直感で「女だ」と悟ります。
「いつ入ったんだろ」
いつもの扉の主とは違うようです。

今年は近年の中で最も厳しい危機が来るようで、正直な話、「俺は年を越せるのだろうか」と思います。
いずれにせよ、生命力はかなり落ちており、歩くのもしんどい日が増えています。
そのうち、まともに会ってしまう時が来ると思います。
撮影も出来る筈ですので、なるべくカメラを携行するようにします。
息子には、「もし俺が死んだら、俺のカメラに入っている画像を公開しろ」と伝えて置きます。
一度見てしまえば、その人にも同じことが始まると思いますね。
そうなると、死後の世界は「信じる」とか「信じない」という次元ではなく、現実に変わります。
次は皆さんの番です。