日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

(北斗英雄伝) 読者に叱られる

夏休みのため、今日は販売担当が不在で、代わりに私がひがな電話番をしました。

すると早速、朝から電話が鳴ります。
「第4巻と5巻の刊行予定はどうなっているんですか?」
明らかにクレーム口調です。
「著者が眼疾で作業が出来ませんでしたので遅れています。でも、第4巻は今月の25日から配本が始まりますよ」
「第5巻のほうは?」
「順調に行けば、その2か月後くらいですから、10月ですね」
「じゃあ、予約しますので、お願いしますね」
明らかに「いつまで待たせるんだよ」という雰囲気があります。

受話器を置くと、30分も経たないうちに、次の電話が来ます。
「○○書店ですが、4巻5巻の発売時期はどうなっていますか?」
「4巻は8月25日です。5巻ははっきりした日程は未定ですが、10月くらいですね」
「お客さんから、何度も訊かれていますので、出たらいつもどおり送ってください!」
こちらも、完全にクレームです。

こういう電話が十数回来ました。
7割が青森県からで、すなわち何かの媒体で取り上げられたということでしょう。
恐縮しいしい、書いた本人が対応しました。

恐縮はしましたが、何だかものすごく気持ちの良い1日でした。
待っていてくれる人たちが沢山いるのですね。
相変わらずイマイチな体調ですが、気力を振り絞って前進しようと思います。

3巻まで読み進めた人は、4巻の「赤蜻蛉」の章で、きっと涙を落とすと思います。
この物語のテーマのひとつは、死生観そのものなのですが、ひとつの答えがこの中にあります。