日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

音が聞こえる

疲れが溜まったせいか、体調が悪く、丸1日の間寝たり起きたり。
概ね、居間の床で過ごしています。

朝、家族が出払った後、お腹の調子まで悪くなり、40分ごとにトイレに駆け込んでいます。
今流行しているインフルエンザはお腹を壊すらしいですが、帰省の際にこれを貰って来たのかもしれません。
テレビを点けると、評論家やら論説委員やらが何やら「浅い話」を述べ立てています。
「なんじゃこいつら、本当にプロなの?」
すぐに消しました。

横になり、考え事をしていると、2階で足音がします。
当家では時々あることで、別に驚きもしませんが、いつもは「タタタタ」という軽い音なのに、今日はバタバタ。
ベッドに乗ったり、2階のトイレに入ったりと、まるで実際に誰かがいるような音がします。

「そう言えば、住人が留守の時に、押入れの戸袋で寝起きしていた女の事件があったなあ」
何日間か不在でしたので、そういう可能性も無いわけではありません。

そこで、廊下で足音が鳴った瞬間に、2階に上がってみました。
(調子が悪いので、駆け上がることは出来ず、「ヨタヨタと上がる」感じですが。)

やはり誰もいません。
ただの騒々しい幽霊でした。
気のせいではなく、物理的な音として聞こえているので、録音しようと思えばできるだろうと思います。

人間に心はあるか。
この質問には、ほぼ100%の人が「ある」と答えます。

人間に魂はあるか。
ここで「ある」は半分くらいでしょうか。
生きている人の中にあるものも魂です。

では、霊魂(この場合は死後の魂)は存在するか。
これに「ある」は3割でしょうか。
老父は何十年前から「霊は存在しない」と言いますが、その割には「お告げ」や「お知らせ」に耳を傾けていたりします。

今日のような音を聞いてしまえば、「霊は存在しない」という話は、愚か者の戯言に聞こえます。
自分が目を瞑って置いて、「見えないから存在しない」と言い張るのと同じです。
そういう人は「俺に見せてみろ」と言うものですが、所詮は目を瞑っており、心を閉ざしているので、目の前に立たれても、分かるわけがありません。

目に見えない「心」の存在を信じているのに、不思議です。
心だって、脳の神経細胞の電気的反応ですよ。

「自我」の存在を証明する必要はなく、上手に生きれば良いだけです。
それと同じです。

てなことを考えつつ、横になっていました。
いやはや。苦しいし、煩いです(2階の音が)。