夢の話 第548夜 階下から
19日は病院から帰ると、治療疲れから眠りに落ちてしまいました。
これはその時に観た短い夢です。
私は自意識だけの存在で、どこの誰かは分かりません。
瞼を開くと、どこかの2階にいた。
何となく、「ここは仕事部屋だ」、という気がする。
部屋を出て、階段の近くまで歩いて行く。
これまで見たことのない間取りで、洋風の手すりがついていた。
「ここ。オレの家じゃないよな」
大体、どこもかしこも薄暗いし。
階下で何か物音がする。
誰かが下にいるのだ。
「ううう」「おおお」
階段のすぐ下から呻き声が聞こえた。
咄嗟にオレは階段の方に歩み寄った。
「女房がどこか具合が悪いのかもしれん」
しかし、手すりの前で足が停まった。
「違うな。オレは独身で、この家に一人で暮らしている」
となると、下にいるのは誰だろ。
壁の時計を見ると、午前2時を指していた。
ここで覚醒。
「縞女」っぽい現れ方です。
そう言えば、宿題(執筆)が途中で止まっていました。
穏やかな時間は、もはや「時間切れ」で、また悪夢が始まるのでしょうか。
「縞女」はかなり怖ろしい存在なので、心構えが必要になりそうです。