日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎叔父さんではない

郷里にいる時に、叔母のところを訪れました。
すると、叔母がこんなことを言いました。
「こないだ※※(次男)が車に乗っている時に、突然、助手席に人が座っている気がしたそう。気配がすっかりウチのだったから、『父ちゃんが帰って来たのかと思った』と言っていた」
「ウチの」とは夫、すなわち叔父のことで、叔父は十年くらい前に亡くなっています。
「ところで、△△ちゃん(私)は昔から幽霊を見ると聞くけど、どう思う?」
叔母は母を通じ、私の話を聞いていた模様です。

「さあ、どうでしょうね。叔父さんが戻って来てくれたなら、身内は嬉しいのですが」
思わず答えをはぐらかしてしまいました。

叔父はあの世に渡っているはずですが、そうなると、叔父として姿を現すことはありません。
もし、それが叔父なら、「あの世には行っていない」ことになり、極めて不味い事態です。

人のかたちをした総ての霊は悪霊で、善霊にはかたちがありません。
亡くなった親族があの世から微笑んで見守っているイメージは、生きている人間が作り出した願望です。

悪霊は一個の存在なのに、善霊は性質であり具現性をもたない。
悪魔は目に見える悪さをするのに、神は何もせず、ただ受け入れるだけです。
これはまさに霊的現象における「不都合な真実」になっています。