日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎徐々に人間界に戻る

◎徐々に人間界に戻る
 丸々5ヶ月の間苦しんだのですが、少しずつ普通の状態に戻りつつあります。ゆっくりですが、体調が改善し、1時間かそこらならPCの前に座れるようになって来ました。
 直接のきっかけはビタミンの補給。どうにも目が見えないので、家人の持つビタミン剤を飲んだら、劇的に改善しました。
 どうやら大航海時代の船乗りみたいに、ビタミンの欠乏症になっていたらしい。体のあちこちから出血していたのが、これで止まりました。これはCですね。
 肉も野菜も食べず、炭水化物中心の食事なので、知らぬ間に栄養障害が起きています。

 1、2時間しか眠れなかったのが、今はその倍は眠れ、慢性的な睡眠不足状態も改善されています。
 「体を温める」ということにも効果があり、今は腰だけでなく背中、お腹と三箇所にカイロを貼ります。体を冷やすと心臓が持たない。うっすら汗をかくくらいでちょうどよし。
 まずは環境を整えることが大切で、その次がこころ。

 この間、最も悩まされたのは、やはり「あの世」系の出来事です。
 すぐ傍にひとの気配があり、体の一部もはっきり見えているのに、確かめると誰もいません。
 家人がいると思って声を掛けるのに、そこには誰もいないのです。
 「気のせい」の次元ではなく、まともに姿を見ているので、本当にゲンナリします。
 ま、やはりそれも「お迎え」の一種で、私が死ぬところを見に来ているのだろうと思います。
 「お迎え」はひと度見ればすぐにそれと悟ります。映画や小説などで見聞きするようなものとは桁違いの恐ろしさ、おぞましさです。
 こういうのも徐々に遠ざかりつつあります。

 頻度が高まると、「俺は頭がおかしくなるのか」と思うようになるのですが、他の人にも同じものが見えたり聞こえたりする場合があり、素に戻れます。
 でも、大半は私にしか分からないやり方でサインを送って来るので、困ってしまいます。画像の多くは、何十回と同じものを見ている私にしか伝わらない。
 「音」は家族に同じように聞こえ、今では家人も「これは地震のせい」、「こっちはオバケのせい」と区別できるほど。
 これはたぶん他の人も味わえます。仮に私と一緒に温泉でも行き一泊すれば、夜中に音や声を聞ける。記念写真を撮れば、煙玉やら人影やら色んなヤツが写ります。場所はどこでも可で、先方から寄り集まって来ると思いますね。

 しかし、今はそういう極限状態から解放されつつあるようで、心身が休まるようになって来ました。
 生きている限り活動しなくてはならないので、しばらくはこのままでいて欲しいものです。
 もはや「あの世」との接点が消えることは無いだろうと思いますが、生活に支障をきたさない程度に留まるのであれば大丈夫です。
 
 厳しい状況下で、「どうやって凌ぐか」は分かったので、同じような境遇に陥った人を助けることが出来るのではないかと思う次第ですが、こんな状況には極力陥らないことが大切です。
 死の予感ほど迷惑なものはなく、「ある夜、寝ているうちに死んでいた」というのが、つくづく最も望ましい死に方だろうと思います。