日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

不世出のチャンピオン

40歳代半ばで初子を産んだジャガー横田さんは、現在のイメージと違い、20数年前はガリガリでした。
確か21歳くらいでWWWAチャンピオンになり、26歳定年制の全日本女子プロレスにあって、定年よりかなり前に最初の引退をしたように記憶しています。
引退の理由は、「もはや好敵手はいない」から。
やせっぽちの横田利美は、体の小ささを補うためにスピードを強化して、気がついたときには技(のキレ)で対抗できる者がいなくなってしまったのでした。
くるんくるんと相手を翻弄する「技」が見たくて、何度か会場に足を運びましたが、直接眼にするスピードはテレビ画像の比ではなかったことを憶えています。
あの頃のビデオとかDVDがあればまた見てみたいものですね。

「横田の前に横田なく、横田の後に横田なし」
引退後、横田選手は一時、高円寺のスポーツクラブのインストラクターをしていた時期があり、そこの出口ですれ違った時に、頭に浮かんだフレーズです。
(また、あのスピードを見せてくれねーかな)
相変わらず細いけど、肩幅の広いこと、広いこと。
その後しばらくして横田選手はカムバックしましたが、体が前よりでっかくなっており(横に)、昔のイメージとは違って見えました。
このため30代からの横田選手の試合は見ていません。

同じタイプのレスラーは、体型と黒いコスチュームから豊田真奈美選手ということになるのでしょうけど、ロープ上段からの飛び技を多用する点で横田選手とは印象が違っています。
試合を最前列で見ていたときに、豊田選手のブランチャーの直撃を、井上京子選手と一緒に受けたことがあります。
スゴイ衝撃で、同じ事を普通人がやったら、生死に係わりそう。
この人たちは、ほとんど毎日のように、そんなキツイ試合をやっていたのですね。
プロってのはホントーに怖ろしい。