日刊早坂ノボル新聞

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◎もう始まっている

◎もう始まっている

 家人は小学校に勤務している。

 家人の通う某市では、小学校2つが「コロナ休校」になっているらしい。

 児童に感染者が出て、それが学校に関連していると見込まれると、学校全体を消毒することになるから休校措置になる。要するに、「既に複数の児童が感染している」ということだ。

 

 その前の段階、すなわち児童一人の感染が確認されるとどういう扱いになっているのか。

 その児童は自宅待機か隔離になる(たぶん前者)になる。これは当然だ。だが、保健所はそのことについて「学校に告知しない」そうだ。

 これは、感染情報が流れることで、父兄がパニックを起こしたり、差別やいじめの原因になったりしないようにするための配慮らしい。

 校長先生は「たとえ告知されなくとも、児童が十日も休んでいれば分かる話なのに、何故こういうやり方をするんだろう?」と言っていた、とのこと。

 実際、校長を含め、学校には「何の連絡もない」ということだ。

 

 少し怖ろしいのは、「児童一人が感染し、その周辺にも感染児童が出て、休校になり学校が消毒される」という経過の中で、父兄を含め、「世間にはその事実がまったく知らされない」ということだ。

 通常は、小学校の児童が感染していれば、学校全体への拡大が懸念されるから、児童と教員、各家庭の家族について、悉皆でPCR検査を実施し、感染者を選り分け、隔離する必要がある。

 「夜の街」などの店とは桁の違う一大クラスターになり得る場所だけに、当たり前の措置だ。

 最大の疑問は、「感染爆発が目の前にあるのに、それを知らされないのなら、気付いた時には既に爆発しているのではないか」ということだ。

 通学児童の中に感染者が出たなら、もはやクラスターと見なして処置を進める必要があるのではないいか。

 その意味で「情報を一切開示しない」という選択は、不味い方に出る可能性がある。

 

 「コロナ休校」の措置がニュースにならないところを見ると、当事者の父兄にもまったく知らされていないのだろう。

 学校に正式な告知が無いのであれば、教員の方も各家庭に告知出来ない。

 どういう説明をしているのか。

 まさかインフルエンザ?これなら虚偽になるから、まずこれはない。

 

 そもそも、いまや報道で流れるのはその日の人数だけだ。

 「どういう状況で」という話はほとんど無くなった。

 

 十月でこれなら、十一月十二月には爆発している惧れがある。

 日本では、もちろん、これに対応できない。

 医療機関の受け入れ可能数は半年前から大して変わっていないし、検査自体、今も「日に数万」のままだ。

 一般人には、「うがい・手洗い・マスク」の他に手立てらしい手立てがない。

 なす術もなく再流行期を迎えるわけだが、他にもやりようはあったろうと思う。

 

 以上は「不安を煽る」意図によるものではない。

 不安がもたらす突発的な風潮など「感染爆発」自体に比べれば大したことではない。

 それに、これまでも「起こり得る」と指摘されて来たことだ。