◎「この世」と「あの世」の接点 「実際にはいない筈の人影」 その５ 昨年七月の出来事
通常、夏場では「あの世」系の異変が起こり難い。
一般の印象とは違い、幽霊が頻繁に出没するのは冬だ。おそらく空気が乾燥することと関係がある。
ただ、昨年は例年と違い六月七月が最も多かった。
恐らくは、Ｎ湖の畔で自死者に声を掛けられたのがきっかけだと思う。
それまで幾度となく同じ湖を訪れていたのだが、それまでは何も起きなかった。
しかし、突然、「カヤカヤ」とひとの声が聞こえ始めた。
割とはっきり聞こえるので、最初のうちは湖の反対側でひとが話す声が山や湖面への反響で聞こえているのだと思った。
ところが、反対側は少なくとも三百㍍は先だし、何時でも聞こえる。
「おかしい」と思い始めると、画像の中に様々、「説明に困るもの」が映っていることに気付いた。
画像自体はこれまで幾度か掲示したものなので詳述を控える。
私は可視域が広いようで、他の人で鮮明に見える人は少ないようだ。
元々、霧の中にいるし、「あの世」現象は可視聴域ぎりぎりのところで起こっているから、はっきりと見聞きできることは少ない。
妖怪顔はこれまでにも繰り返しアップしてきたので、既にお馴染みだと思う。
私にとっては敵ではないが、筋金入りの悪霊だ。
コイツ（アモン）は「この世に祟りの雨を降らせる」と明言しているから、努々、警戒を怠ってはならない。
悪意を抱えぬようにして、穏やかに暮らすことを心掛けると、生前死後を通じて、邪な気持ちに囚われたまま闇に留まる」ことなく過ごせる。
「あの世」では、こころに思い描いたことが総て目の前の現実となる。
悪心を一切持たぬのが一番だが、それは難しいから、せめて長く抱えぬようにすることだ。
