◎今日の四文字熟語は「神▢▢没」
病院のエレバーターのモニターには、時々。「四文字熟語クイズ」が映る。
今日の問題はこれ。
神▢▢没
想像がつくが、まずは変化させてみる。
「神主出没」: 最近の事件で、変態の神職が祈祷を受けに来た客に悪戯をする事件があったよな。
「神船沈没」: ノアの箱舟は嵐のために沈んでしまいましたとさ。
「神社日没」: 参拝するのが遅かったのか、鳥居を潜った時にはもう暗くなっていた。
どうやらあまり変化がない。
では「神▢鬼▢」ではどうか。
「神様鬼様」 :何でもいいから、どうか大学に合格させて。
これでもここまで。
さすが、「神」は人事からは遠い存在のようだ。
さて、冒頭の言葉は、もちろん、「神出鬼没」だ。
これは中国の『淮南子(えなんじ)』を出典とするようだ。
『淮南子』は、前漢の武帝時代、淮南子劉安によって編纂された思想書で、その中の巻十五『兵略訓』の中に「神出鬼行(=神出鬼没)」という表現が出てくる。
善者之動也、神出而鬼行、星耀而玄運、進退詘伸、不見朕憖。
鸞擧麟振、鳳飛龍騰、發如猋風、疾如駭電。
<読み下し文>
善(よ)くする者の動くや、神出にして鬼行なり、
星の耀(かがや)きて玄(そら)の運(めぐ)るがごとく、
進退詘伸(しんたいくっしん)には、朕憖(ちんぎん)を見ず。
鸞擧麟振(らんきょりんしん)、鳳飛龍騰(ほうひりょうとう)、
發すること猋風(ひょうふう)の如く
疾(はや)きこと駭電(がいでん)の如し。
<意味>
用兵に長ずる人の行動は神出鬼行である。
星の輝くがごとく、天の運るがごとく
一挙一動は、前触れもなく、痕跡も残さない。
鸞の舞い麟の走り、鳳の飛び、龍の騰(のぼ)るにも似て
発動するさまは、はやてのごとく
疾駆するさまは、駭電(いなづま)のごとくである。
何か聞いたことがあるような話だ。
誰でもすぐに思い付くのが「風林火山」だ。
てっきり孫子かと思っていたが、必ずしもそうとはいえんのかもしれん。
以下はテーマが少し変わる。
さて、帰路のエレベーターの画像を見て、最近の自分の状態を理解した。
最近、背中や後腰が理由なく痛んでいるのだが、なるほど、肩と言わず背中と言わず、煙玉が出ている。
なお、これは殆どの人には見えない。同一の条件・状況で何百枚も撮影していると、小さな違いが分かるようになる。
右肩の煙玉は「女」だ。
いずれも雑者だが、こういうのは相手のことを量ることなくしがみ付く。
要するに「今まさに溺れている状態」で、助けて欲しくてしがみ付いている。
対話にならないので、あっさりと切り捨てるしか方法は無い。
すぐに処置をしたので、程なく痛みが治まると思う。