日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎妄想と変わりない(631)

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令和四年二月二十六日撮影

◎妄想と変わりない(631

 かなり前から心神耗弱状態にあり、現実と妄想が入り混じる。

 今のように心臓の調子が悪く、酷い不整脈が頻発する時は尚更だ。脳に血が回らぬのか、もの忘れも酷い。

 通常は有り得ぬものを見聞きしても、しかし、後になり冷静になると、それが「気のせい」だったと分かる。六七割は「気のせい」で、病がそれを見せているようだ。

 そんなことは分かっているが、その他にうまく説明のつかぬものも混じるから始末に負えぬ。 

 気にしないようにしていると、「忘れて貰っては困る」と言わんばかりに、幽霊がまともに顔を出す。

 そういう時にはいつになく酷く鮮明だったりする。

 困ったもんだ。

 

 さて、時期的に致し方ないが、寒い頃には心臓が上手く働いてくれず、二階に上がるのにも苦労する。

 スーパーの階段などは勿論上がれない。

 土曜は、通院の帰りに能仁寺にお参りしたのだが、緩い坂が上れず往生した。

 やはり「そのうち心不全を発症してもおかしくない」と思う。

 不整脈も手術によって改善されるそうだが、手術を受けるのは飽き飽きした。

 

 能仁寺を出た後、思い立って、いつもの神社にも参拝することにした。

 最近はあまり人影が映らなくなっているせいか、参拝の機会が減っている。

 あの世との交流点は、時によって移動するから、ついにこの神社の後方にあった交流点も消えたのかもしれぬ。

 自分の状態を確かめるのは、周りにいる人影の様子を見るのが手っ取り早いのだが、これが難しくなった。逆にガラス映像を通さずに目視する機会の方がよほど増えた。

 

 土曜でも既に夕方だから、参拝客はごく疎らだった。

 前に老夫婦がいたが、その他に人はいない。

 遠目から撮影させて貰った。

 異変が画像に残るのは主に、撮影し始めの数回になるから、同じ構図で数枚撮影した。

 少しだが、視線を感じたということもある。

 一枚目と二枚目とで異なるのは、女性のような影と子どもがいることだ。

 ほとんどシルエットだけで、かつ女性はワンピースの衣服だけで頭が無い。

 子どもの方は柄のあるセーターを着ているが、これが見える人は少ないと思う。

 その場にいた者でも、微かにしか見えない。

 

 問題は私自身の方だ。

 これが見えるのは私だけだと思う。私は自分自身のことだし、同じような影を幾度も見ているから、想像で補える。

 私はカメラを構えているのだが、その私とほとんど同じ体勢で両手を構えている。

 左手の人差し指を立てているのだが、ついこの三十秒ほど前に私がしていた手の形と同じだ。

 あるいは「あとひとつ」と示しているような気もする。

 これは「自分に似た人影」のパターンだと思うが、これまでは十㍍以上離れていたのに、今はすぐ近くに寄っている。

 「あとひとつ」は「あと一日」?「あとひと月」?ということか。

 既にほぼ一日が経っているから、あとはとりあえず「ひと月」ということかもしれん。

 「そこには居ない筈の人影」は物体ではなく、空気と光の関係によりうっすらと浮かぶ性質のものだ。

 往々にして「気のせい」が入り込む。

 できれば、「気のせい」であってくれと願う。

 

 今は家族を含め、あらゆる関わりに対し感謝の気持ちを覚える。この日はお寺を神社を回ったが、いずれの地でも心底からのお礼を述べた。

 こんな風に、突然、人が変わったようになり、周囲に「有難う」と礼を言い始めるのは、死期の迫った人の特徴のひとつらしい。オイオイ。

 少し無理をしたので、夜には心臓がバタバタとはためいた。

 

 ついでに一年前の振り返り。

 この時には実体のない黒い人影(女)が現れた。

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令和三年二月二十八日撮影