日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎10キロ痩せるとどうなるか

10キロ痩せるとどうなるか

 昨年の八月を基準にすると、今は9.7キロ減で、ほぼ10キロ痩せたことになる。

 もちろん、健康的にダイエットしたわけではなく、病気で食事が喉を通らなかったからなので、今も体力は戻っていない。

 息が出来ぬ状態では、ご飯などまったく食べられなかった。

 

 かなり割引く必要があるが、10キロ近く体重を減らし、標準体重くらいまで落ちると、そこで何が起きたかについて記す。

 

「血糖値が上がらない」

 今は朝食前の血糖値が90から100の間。食後が130くらいで、2時間経つと100台に戻る。

 至って健康な人の状態だ。

 血糖吸収抑制剤には重い副作用があるので、かなり前から血糖コントロールに薬でなくインシュリンに切り替えてある。

 だが、この二か月はまったく必要なし。

 食べるとすぐに細胞に吸収されるので、血糖量が少なくなるらしい。

 

「血圧が下がる」

 体重と直接どれくらい関わっているかは不明だが、血圧が常に120/60台だ。

 医師が色んな心臓の治療を持ち掛けて来るのだが、心臓病の殆どのケースで、血圧に異常が起きる。

 常時180くらいに高くなったり、逆に低くなったりする。

 これが安定しているので、「別に何ともありませんので、必要ないです」で落着。

 

 障害者はとりっぱぐれの無い患者だから、多くの医師は山ほど処方を出すし、やたら検査をするきらいがある。

 医師当事者は「それは違う」と言うだろうが、一般の患者は同意が必要なのに、障害者の場合は勝手に組み込まれる。

 (ここは絶対に「嘘だ」とは言わせぬところ。当たり前だが、きちきち証拠を取っている。)

 

 ところで、現状は「一度本格的に内臓脂肪を落としてしまえば、血糖値や血圧の問題を減らせる」ということではないか。

 ま、内臓脂肪が落ちるほど、ダイエットをするのは容易なことではないのだが、その結果、どれほど医療費を減らせるかを考えれば、やってみる価値はあると思う。

 痩せた後は、たまに食事を多めに取っても、ほとんど影響はない。余裕があるので、数時間経つと、やっぱり血糖値も下がっている。

 

 ほどなくインシュリン検査をすると思うが、自前のインシュリンが充分に働いていて、「治療不要」になると思う。

 

 おまけだが、「体中の皮膚が余る」というのもある。

 ベルトの穴が4つ縮まり、もはや穴あけが必要なほどだが、お腹の皮が余って見苦しい。

 頸の下にもだらんと皮が下がる。ジジ臭くてサイテーだ。

 あと、栄養不足の期間に「髪の毛が一気に抜けた」という効果もあった。ごく普通に「落ち武者」の状態だ。

 

 でもま、「生きててナンボ」で、「まだ生きているだけまし」だとは思う。

 五十過ぎたら、死ぬ人は「一発アウト」で死ぬ。覚悟も用意も出来ぬうちの話だから、死期が見える方が幾らか心の準備が出来る。でも、もちろん、今生の終りを知ることなど、まるで嬉しくない。

 この世に「よりまし」の話なんか通用しないざんす。