日刊早坂ノボル新聞

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◎中山記念の馬番バイアス (その3)

中山記念の馬番バイアス (その3)

 さらに続き。だが、今朝、突然、HDが破損し、データが使えなくなった。慌てて手入力で出来る箇所を直したが、コンマ下を丸めた概数になり、エラーチェックも行き届かない。

 あくまで「考え方のヒント」という範囲での記述になる。

 

 さて、オッズは「人気」のバロメーターであり、その背景には厩舎、騎手、馬のキャリアが幾らか反映されている。購買客がそれらを見て判断しているので、間接的だが、能力の一端を示す部分がある。

 ま、問題視角について

(イベントの成果)=(主体要因) + (環境要因)  

       =(厩舎+騎手+馬)+ (天候+馬場・・・)

 などと下位の要因に分解して行った時に、「馬番の位置」が占める割合は、あくまで限定的なものだと言える。

 幾つかあるバイアスのひとつなのだから、それだけで何かが言えるわけではない。

 そういう要素があり、「TPOによっては、そのイッシュウの重要さが大きくなるケースがある」程度に考えた方がよい。

 要するに、基盤的な要因のひとつとして、頭の隅に置くということだ。

 

 だが、せっかく「偏りがある」ことを数量的に確認出来ているのだから、何かもっと役立てられぬものだろうか。

 仮にオッズが、ある程度、その出走馬の能力評価に関係していると見なすなら、これと馬番バイアスとの関係で、オッズを「より実践的な期待度」に替えることが出来ないのか。

 (この辺はまだ用語の整理なども出来ていない。)

 

 まずは、もう一度、「オッズ指数」と「馬番バイアス」の関係について眺め直すと、極端な位置にある馬は、ソーバリアントとシュネルマイスターだ。

 ソーバリアントは、全馬の中では「オッズは上位だが、馬番は有利とはいえない」状況にある。

 シュネルマイスターは、「オッズは中位だが、馬番は有利な」状況にある。

 果たしてこれらをどのように比較評価するのか。

 馬番が不利でも、能力でそのふりを克服するケースがあるだろうし、それとは逆に、実力をうまく発揮できぬ場合もある。

 これらを総合的に眺めるひとつの視角は、「XY平面上の面積」に着目し、X×Yの値(実際には、さらに1/2乗して、正方形の一辺の長さに直す)を観察すれば、総合的な立ち位置を示すことが出来る。

 この実際の値は「オッズ指数」に対し「馬番バイアス」、すなわち馬番の有利・不利を加味した「総合オッズ」ということになる。

 前述の通り、決定要因は「馬番」だけではないから、まずはここをベースの視角に置き、他の要素を加味しつつ、選び方を決定することになる。

 

 今後も、適宜レースを選択して、「馬場状態のバイアス」、「距離のバイアス」などを観察する。

 

別記)ちなみに、ここから投票を選択するには、様々な選択の仕方があるわけだが、中山の開催二日目で晴れ良馬場条件なら、購買対象を、「ヒシイグアスまで」か「イルーシブパンサーまで」で切って良いと思う。ま、当日の気配を見て、荒れそうだと思うなら、その下2頭を三連単のヒモにしてもよいかもしれん。何を見て、何を選択するかは当人の好き好きだ。