日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎夫婦で花見

夫婦で花見

 家人が春休みに入ったので、一緒に花見に行くことにした。

 お弁当を買い、公園の桜の木の下で食べれば、心が慰む。

 ところがこの日は生憎の曇天で、今にも雨が落ちて来そう。

 まずは「とりあえず公園に行き、様子を見てから」にした。

 公園に行くと、桜がほとんど残っていなかった。

 この数日であっさり散ってしまっていたのだった。

 仕方なく、帰路のローソンでコーヒーを買い、車の中でゆっくり飲んだ。

 家人は「こっちの店の方が別のより美味しい」と言う。

 「こっちの店?」

 当方は気が付かなかったが、同じ方向に道が二本走っており、これは普段使わぬ方の道だった。

 道の感じや川向うのすぐ右手にローソンがあるところなど、まるっきり同じだ。

 

 ここで母が晩年に行っていたことを思いだした。

 「皆で一緒に食べるご飯は美味しいね」

 正確には、「皆」ではなく「気の置けぬ相手」だと思う。

 最近、ダンナの方が心を入れ替え、ほとんど口喧嘩をしなくなったせいなのか。

 

 しかし、同じ機械を使っているだろうに、実際、店によって味が違う。家人によると「入れ物(カップ)も違う」らしい。

 だんどりや人の扱い方によって、違いが案外はっきり出るもののようだ。