日刊早坂ノボル新聞

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◎春巻がきれいに巻けぬ理由

春巻がきれいに巻けぬ理由

 最近の時間潰しは「ようつべ」の料理レシピ検索だ。

 他の人のレシピを眺めていると、思わぬ発見やアレンジ方法が頭に浮かぶ。

 今日はたまたまヴェトナム人シェフの「生春巻き」レシピを観たのだが、「肉類は薄味で」「海老は下味をしっかり付ける」と説明していた。ニンニクや生姜、ヌクマムで濃い目に仕立てるそうだ。

 「なあるほど。俺の生春巻きがボヤッとした味なのは素材にメリハリがないせいだ」

 すぐに確かめよう。

 病的凝り性の当方はいても立ってもいられず、すぐに買い物に出かけた。

 スーパー横の八百屋と肉屋で素材を仕入れる。

 こういうのは楽しくて仕方がない。

 思わず鼻歌を歌っていた。

 「毎日メロンが食えるのは JRAのおかげです」

 この二か月はずっと好調でマイナスが無い。おかげさまで毎日西瓜かメロンがデザートだ。

 中期的なツキの波が来ているようで、狙いを外していても押さえで当たりを買ってある。しくじったようでいてマイナスになっていない。

 ま、こういう時に頭に乗ると、反動が怖い。

 「帯」「帯」「帯」と当てて、すっかり図に乗り、その後で八十三連敗したことがある。

 「勝ちはたまたま、負けは実力」だ。

 もちろん、そんなのは自分自身の頭で分かっていればよい話で、外向けの態度は不遜でよい。もはや二か月以上、プラス勘定だもの。こんなのは滅多にない。

 バットを長く持って振り回して、当然当たらぬのだが、きちんと当たり馬券も押さえてある。

 他者に憎まれるくらい勝つと、勝負運はもっとつく。

 悩むな迷うな。行けば分かるさ。(ここは猪木調)

 

 さて、常連なので、八百屋のオバサンとは、店頭で十分くらい立ち話をする仲だ。

 「この西瓜はすぐに食べて、メロンの方は三日くらい置いた方が良いからね」

 しばらく来なかったのは、「コロナで寝ていたせい」とは、もちろん言わなかった。

 

 ヴェトナム人シェフのレシピ通りに作ろうとしたが、何だかうまく巻けない。この十数年は生春巻きがうまく巻けた例がない。

 「なんでだろう」と考えさせられたが、理由は簡単で、ライスペーパーのサイズが小さいのだった。

 スーパーでライスペーパーを求めるのだが、中判サイズのがどこにもなくて、直径七センチくらいのしか置いていない。

 昔は十センチサイズので作っていたのだった。

 

 肝心の味の方はメリハリが効いて良くなっていた。

 オードブルはやっぱりこの手のだわ(痛感)。

 難民キャンプで、難民家族に幾度もご馳走になったが、ヴェトナム料理は日本人の舌によく合う。

 「世界十大料理の中にヴェトナム料理は必ず入る」と言われるが、これは本当だ。中華料理のラインに乗っているが、軽妙な味だ。

 朝食のフォーなどは毎日食べても飽きない。

 画像はきれいに巻けなかったヴェトナム風生春巻き。

 しっかり味を付けた海老とチャーシューがメインになっている。