日刊早坂ノボル新聞

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◎今日のこの人 「通訳が博打に6億」

今日のこの人 「通訳が博打に6億」
 ギャンブルでやってはいけないことの代表は「借金で打つこと」「(負け分を)勝って返そうと思うこと」だ。
 用意したタネ銭の範囲で打つ分には、負けてもゼロまでで、マイナスにはならない。 

 これを自前のタネ銭を用意せず、ノミ屋を利用したり、掛け(後払い)で打ったりすると、必ず行き詰まる。
 バクチは打てば打つほど負けるもので、「勝ちは一瞬」だけだ。
 年収が7千万貰える通訳は、たぶん、水原氏だけだったと思うが、「契約がある内に一生懸命働こう」とは思わぬのがひとの心だ。「今のうちに大きく稼ごう」とタネ銭を増やし博打につぎ込む。負けるとそれを取り返すためにまた大きく張る。
 ギャンブルは「負けた時に脳内で快感物質が分泌する」ので、負ければ負けるほど嵌って行くそうだ。

 歌手のFK子さんは、若い頃には「月給を段ボールで貰う」ほど売れていたが、金銭感覚が麻痺したのかギャンブルにのめり込んだ。結果的に金があればカジノに行って総てを遣うようになった。

 娘が稼いだ金も遣い、最後はその娘から「手切れ金」としてて三億渡され縁を切られた。その金をカジノで遣い果たし、最後はマネージャーの部屋に居候し、そこで亡くなった。
 こうなると、薬物中毒と同じ病気だから、もしギャンブル中毒に入り込んだら、入院して、禁断症状が出ぬようになるまで断つ必要がある。
 だが、覚せい剤と同じで、一度経験すれば、なかなか抜け出せない。 

 ちなみに少し脱線するが、ベビーメタルに「ギミチョコ」という曲がある。歌詞は「チョコをくれ」と繰り返すだけ。
 「くれくれくれくれ・・・寄こせこの野郎」、と言う曲だ。
 この場合、「チョコ」というのは、ヘロインの隠語で、麻薬に嵌り「とにかくくれ」と叫ぶほど「墜ちて行く様子」を歌っているという解釈がある。
 少女たちが「麻薬をくれ」と歌うので、欧州、特にドイツで受けた。

 追記)大谷選手は、今も「月の小遣いが十万円」だ。
 金に無頓着な男だから、本人が博打にのめり込んだわけではないと思う。ま、メディア的には大谷選手も釣り上げて、大スキャンダルにしたい話だろう。
 だが、博打は金を儲けるためにするもので、この場合、大谷選手は鉄火場でなくグランウドに金が落ちている。ギャンブルに手を出す必然性がない。