日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

夢の話 第374夜 バイオリン

火曜の昼頃、仮眠中に観た夢です。

昼寝をしている。
どこか2階の部屋で、窓が開いている。
カーテンがそよぎ、涼しい風が入って来る。
気持ちの良い日だ。
遠くから、バイオリンの音が聞こえて来る。

うっすらと眼を開く。
オレが居たのは、高校生くらいの時に暮らしていたオレの部屋だ。
その後倉庫になり、長い間経つので、ほとんど朽ち果てているのではないか。

バイオリンの音が高まり、曲調が激しくなった。
他の楽器も加わり、結構な演奏になって来た。

窓から音のする方を見ると、空き地を隔てた隣の家だった。
50辰牢恭个あるのに、音の調べは鮮明にこっちまで届いて来る。

「そう言えば、あそこには幼馴染みが住んでいたっけな」
その家の2階に人が見える。
礼服を着た男女が数人で楽器を演奏していた。

ああ。俺の幼馴染みもいた。
まだ20歳くらいだな。
なんでオレの夢に出て来るのだろ。

その隣で男が楽器を弾いている。
目を凝らして、その若い男の顔を見ると、オレの息子だった。
息子がバイオリンを弾いていたのだ。
「ありゃりゃ。うちの息子にはピアノを習わせたが、バイオリンも弾けたのか」
知らない間に母親に習っていたんだな。

「じゃあ、女房もあそこできっと演奏しているんだろうな」
なんとなく安心した。

息子は父親、すなわちオレから、いつも「ヘナヘナ男」と呼ばれている。
根性が足りず、コツコツ努力することが苦手という、まあ、今どきの若い男だ。
それでも、一人前に出来ることがあったらしい。
親が気づかぬうちに、大人になっているわけだ。

「もうそろそろ休んでも良いのかな」
そんなことを考えながら、遠くの家を眺める。

ここで覚醒。

ごく普通の夢で、記憶や心情を整理する内容のようです。