日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

夢の話 第413夜 扉を叩く人

「夢の話」ですが、内容はこちらでした。

秋頃から、年中行事のように「扉を叩く音」が聞こえ始めます。
多くの場合、十月の半ばから始まり、11月12月が最高潮。年が明け、暖かくなり始めると聞こえなくなります。

時間帯はいつも夜の2時から3時の間で、パターンは3種類です。

1)チャイムを鳴らす
「ピンポーン」というドアのチャイムの音です。
これは、私にしか聞こえないらしく、他の者が起きていても、家族でこれを聞いた者はいません。

私が寝ており、長女が起きている時にチャイムの音が鳴ったことがありますが、「何で出ないの?」と言いつつ玄関に行くと、誰もいませんでした。
長女に確かめると、「鳴ってないよ」とのこと。

2)扉を叩く
これは、私だけでなく、他の者にも聞こえるらしい。
玄関の扉の上の方を、手の平で「パシン・パシン」と叩きます。
拳による「コン・コン」ではなく、手の平です。
2時過ぎに、下でこれが聞こえると、さすがにドキッとします。
私の部屋は玄関の真上なので、間違えようがありません。

3)ドアノブを引く
玄関のドアノブは引き戸です。開けようとすると、「がちゃっ」という大きな音がします。
やはり同じ時間帯に、最初はやや控えめに「チャッ」と引き、後で力を入れて「ガチャッ」と引きます。
これも、私だけでなく聞こえる模様。

夢はここから。
昨夜の夢は、それぞれの音を「誰が鳴らしているのか」を見せる内容でした。
チャイムは、学生時代によく夢に観たように、自分の潜在意識が「起きろ」と言っているのかと思っていたのですが、そうではなく、押していたのはお婆さんでした。

扉を叩くのは、三十代後半の女性です。
赤いワンピースのような洋服を着ています。

ドアノブを引くのは、まだ若い女性でした。
スカートのすそに血のような染みが付いているので、ちょっと嫌な感じです。
立ち入りたくないので、もちろん、その人を注視したりはしません。

あくまで、夢の話なのですが、けして「気のせい」や「想像」「妄想」ではないとのメッセージが含まれていました。
なぜ、存在を教えるかのように音を立てるかと言うと、やはり「話を聞いて欲しい」かららしい。

あちら側にすると、いつも暗い闇の中に独りで居て、まったく何も感じない模様です。
時折、誰かが考えていることが、言葉のように聞こえて来る。
それが私の思考で、私が頭の中で考えていることが、相手には会話のように聞こえるらしい。

それなら、私の方に行けば、話が出来るかもしれない。自分の話を聞いてくれるかもしれない。自分を助けてくれるかもしれない、と考えて、扉を叩いているのだということです。

えらく迷惑ですね。
既に死んでいる者を助けられるわけがありません。
自分自身で目を開かないと。
こちらは、関わっては居られません。

あくまで夢の話ですが、現実と繋がっているようなところがあり、やっかいです。
何やら気色悪いと思った時に、パッと撮影したなら、今はバッチリ写るだろうと思います。
もちろん、そのことで良いことが待っているわけではないので、絶対にやりません。

面白がったりしていられるのは、あちらに縁のない人だから出来ることです。
声や音が聞こえ、頻繁に写真に写るようになると、もはやウンザリ。
考えたくもありません。