日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

夢の話 第443夜 英国の田舎で

夢の話 第443夜 英国で
 水曜の午前3時の夢です。

 瞼を開くと、オレは電車に乗っていた。
 さりげなく周りを見回す。
 「おお懐かしい。ローカル列車だ」
 ボックス席は都心ではもう走っていない。
 どこか地方の列車なんだな。

 隣を見ると、金髪の女の子だ。
 こう書くと、ほとんどの人はCMに出て来るようなモデルみたいな細身の子を思い浮かべるだろうが、完全なるぽっちゃり体型だった。
「うわあ。おそらく90前幣紊呂△蠅修Α0愡劼窮屈だ」
日本人ではもはや滅多にいない。
 今の日本人は40歳を境にして、体質がまるで変っているらしい。
 若い人はエネルギーを「脂肪として蓄えろ」という指令系統が弱くなり、太りにくい体質になっているということだ。
 これを35歳以下に限定すると、その上下で体脂肪率が3%も違うらしい。
「そう言えば、デブちんを最近あまり見かけなくなったな」
 昼に病院に行ったが、看護師さんたちに太目の人が一人もいなかった
「ま、そりゃ仕事がきついからか」

 失礼にならない程度に、隣の子を眺める。
 髪の毛が三つ編みで、18歳から20歳の間だな。
「最近は観光客が多いから、外国人はどこにでもいる」
 そして、ソコソコの日本語を話す。
次女によれば、日本のアニメを見てなんとなく憶えてしまうらしい。
 次女?侍女って何だよ。オレは24歳なのに「次女」とは誰の娘のことだよ。

 「ところでオレは一体どこに行こうとしてるんだろ」
 首を伸ばして、車両の中を見回す。路線図とかあれば分かりよい。
「うわ」
 この車両に乗っていたのは、全員が外国人だった。
 すなわち、旅行者はオレの方だった。

 オレは驚き、隣のぽっちゃりさんに話し掛けた。
 (ここから先はすべて英会話だったが、ひとまず和訳して記します。)
 「この列車はどこに向かっているの?」
 「終点はグラスゴーだべ。でもかなり先だよ。今はグレン・ダグラス付近」
 おお、ここは英国だ。それもかなり田舎の方だろ。
 「グレン・ダグラス」って場所のことは初めて聞いた。
 ここで列車に乗る直前のことを思い出した。 
 「そう言えば、バスから下りるのにしくじって、訳の分からない場所に連れていかれたんだよな」
 そこでバスに乗り直してどこかの駅に着き、この列車に乗ったのだ。

 「どこに向かって、なにをしようと言うんだろ」
 オレは自分の人生で、英国を訪れたことが無いばかりか、興味を持ったことも無い。
 なぜここを旅しているわけ?

 「ま、いっか。オレはまだ若く、色んな物を見聞きする時間がたっぷりある。のんびり行こう」

 ここで覚醒。

 息子が修学旅行で明後日から某国に行きます。
 ムスリムの国で、イスラム国が鼓舞しているので、親の方が緊張していますね。
 それが影響して、きっとこんな夢に化けた。
 グラスゴー駅に着いた時には、「世界の車窓から」のBGMが聞こえました(苦笑)。
 グレン・ダグラスと言う場所のことはまったく知らないのですが、どこかで耳にしたのが頭に残っていたのでしょう。

 今の時期はおどろおどろしい夢が大半ですので、こういう内容であればホッとします。