日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

霊の重さは50キロくらい

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岩手県二戸市の宮野城(九戸城)から、釜沢館までの距離が知りたいと思い、現地を訪れたのです。
家人と一緒に、車で行きました。

二戸市に入り、宮野城に近付くと、急に右肩が重くなりました。
そこで、家人に冗談を言ったのです。

「さすが俺はこの地に縁がある。今、幽霊が俺の肩に乗ったもの」

もちろん、冗談です。「霊が乗ると肩が重くなる」というのは、ただの聞きかじりの話で、実際にはそんなことは起きません。
実際の霊のことなど知らぬ「ホラー好き」が話すデタラメです。
私はこの手の話を信用しません。99‰が作り話。
この時まではそう思っていたのです。

ところが、右肩の重さは尋常ではないくらい酷くなり、すぐに右手はハンドルが握れなくなりました。
高校生までは実家で黒豆の積み下ろしを手伝っていたのですが、右肩の重さはその時の俵に近いものがあります。
「まるで50、60キロはある感じの重さだ。右肩なので、心臓(循環器)系の発症ではないだろうし、どこが具合悪いんだろ?」

すぐに道端に車を寄せようとしたのですが、田舎道は狭く、車を停められません。
「仕方ない。資料館に寄ろう」
たまたま、近くに郷土資料館がありましたので、そこの駐車場に車を入れました。
家人は「少し休んだら。私はトイレを借りて来る」と言って、車を出ました。
ドアがばたんと閉まると、その瞬間、肩の重さが取れていました。
ま、動脈の不具合なら、発症も急なら、それが戻るのも一瞬です。

資料館を見学して、釜沢に向かったのですが、釜沢の看板を見た瞬間に、また重さが蘇りました。
ここで、今の事態に気がつきました。
「ああ、これか。霊が乗るってのは」
尋常ならぬ重さです。
「肩が重い」原因は、普通はただの肩こりですが、これはそういうのとは違いますね。
何せ50キロはありそうで、とても立っては居られません。

「こういうのはおそらく何かのメッセージなんだろうから、お願い事をしとくか」
流れ星に対するのと同じ感覚です。
「では、この私があなたの話を書きますので、その代わり、2年ほど寿命を延ばしてください」
これは以前にもやったことがあります。
「お願いをする」のか、「魂を売る」のかは分かりませんが、とりあえず、もう少し生かして貰えれば、無念を晴らす手助けが出来ます。
やはり、そう願った瞬間に、肩の50キロがすっと消えました。

50キロくらいの重さだったことからみて、あれは女性ですね。
(もちろん、もし霊の仕業なら、ということです。)
真偽はともかくとして、約束どおり、他の関心事を総て捨て、書くことに専念することにしました。
釜沢館の話などは、私の他に書こうとする者はいません。
それだけは確かです。

結論はこれ。
「霊に乗られると肩が重くなる」はウソ。愚か者のたわ言です。
でも、その重さが50キロを超えていたら、少しだけ考える余地があります。