日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎まぐろやぶりのアラ

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◎まぐろやぶりのアラ
 関東埼玉に住むようになって、本当にラッキーだと思うのは、この地方では、魚のアラをあまり食べないことです。
 これが出るのは、河岸で仕入れ、店内で処理をするような中小の店なのですが、大体は売れずにいます。
 当方が中小スーパーを見回って歩く?のは、こういう性質の品を探すためです。
 昨日はエコスにたまたま柵を取った後の切れ端が出ていました。概ね腹身の部分で、ここは刺身にはしません。

 アラは、部位や状態によって適した食べ方があります。
 小骨が多ければアラ煮。
 脂が少なく、さっぱりしていればパスタ。
 脂が多ければ、ステーキや焼肉風。

 これは十分に脂が乗っていたので、焼肉風にしてみました。
 大根おろしとレモンを添えれば、最高のおかずになります。
 中高年なら、「霜降り牛肉よりもこっちのほうが美味い」と思う人が多いと思います。
 ちなみに、このマグロ焼きは一人前が40円くらい。
 これはタレ焼きですが、塩胡椒で焼くと、タン塩よりはるかに美味いです。

 これとは別に、ブリのアラも出ていたので、こちらはパスタにしました。ワインを振って少し寝かせ、ショウガおろしを加え臭みを押さえると、最高の和風パスタになります。
 オリーブオイルでニンニクを炒め、まずアサリの塩胡椒炒めを作り、アサリは引き揚げてつまみにします。
 そのフライパンをそのまま使い(アサリ汁が出汁)、昆布茶や香味野菜を加え、マグロを入れると、十分に味が出ます。
 息子が唸るようなオヤジ料理が簡単に作れます。
 食材は一人当たり70円くらいではないでしょうか。

 オナガ(びんちょう)やキハダの刺身用の柵はせいぜい200~300円ですが、これは刺身で食っても美味しくないためです。
 ところが、刺身用柵をそのままステーキにすると、立派な晩御飯のおかずに化けます。こちらは臭みがないので、これで練習して次に進むと、「料理の出来るオヤジ」になった気分に浸れます。
 本マグロ、しかも生(冷凍していない)に当たることもあるのですが、「これを百円、2百円で売るやつと、買わないやつの気が知れない」と思ってしまいます。
 いつもバチの冷凍モノを刺身で食っていると、それがマグロの味だと思うのでしょう。
 出来れば、世間一般がずっと今のままでいて欲しいものです(笑)。

 文字でうまく伝えられないのは、臭み消し。これはものによってやり方が違うので、何度かやって覚えるしかありません。