日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎夢の話 第661夜 車が勝手に

◎夢の話 第661夜 車が勝手に
 4日の午前5時に見た夢です。

 交差点の近くの路上駐車スペースに車を停めた。
 角の会社に用事があり、そこに行くためだ。
 ドアを閉め鍵をロックしようとしたのだが、鍵が見つからない。
 「ありゃ。抜いていなかったのか」
 すると、車がズルズルと前進を始める。

 「イケネ。ギアがドライブに入ったままだ」
 オートマ車はギアがドライブに入っていると、少しずつ前進する。
 車に乗り込もうとドアに手を掛ける。
 しかし、その瞬間、車が突然、猛ダッシュし、俺は振り切られてしまった。
 車はもの凄い勢いで交差点に突入する。
 たまたま信号が赤に変わろうとしていた時で、四方向の車は総て停止していた。
 そのど真ん中を俺の車が疾走し、歩道に向かって行く。

 がっしゃあん、と音が鳴った。
 歩道のすぐ手間に赤い軽自動車が停まっており、俺の車はそれにぶつかって止まった。
 大急ぎで車に戻る。相手の車の中を確かめたが、そこに人影は見えなかった。
 「良かった。誰も乗っていない」
 音に驚いたのか、周りの商店から人が出て来る。
 その中の老夫婦が軽自動車の前に立った。
 「うちの車が・・・」
 俺は慌てて、その人たちに頭を下げた。
 「すいません。路肩に停めたのですが、勝手に走り出してしまったのです」

 冷静に思い返すと、「ギアをドライブに入れていた」くらいのスピードではなかったよな。
 前にオートマ車が突然ダッシュする事故が頻発したけど、あれは「踏み違い」と結論付けられていた。
 しかし、俺は以前にも似たような経験がある。
 アクセルに触ってもいないのに、エンジンが強烈に回転して、ぐいっと前に出そうになったのだ。
 今はその時の感じによく似ていた。
 「こりゃ、やはり何か欠陥があるんだな」

 それにつけても、怪我人が出なくて本当に良かった。
 俺はほっと胸を撫で下ろした。
 ここで覚醒。

 春先から夏までは「平穏無事な」季節で、夢の中に悪霊の類が出て来ません。
 夢の中に出現する「自動車」は、性の象徴であることも分かっているので、極めて人間的な示唆を含む
内容であると考えられます。
 でも、勝手に暴走するって、どういうこと?