日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎「イリス」は三姉妹

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令和三年二月十日撮影

◎「イリス」は三姉妹

 十日には怒りに任せ、「アモン」に「俺の眼と耳を貸してやる」と言ってしまった。

 通常、ひと度、こういう「約束」をすると、取り消しややり直しは効かない。

 これで私は、死後、「お迎え(死神)」の仲間になるのではないかと思う。

 私自身がかつて会った、あの「二人組」のように、死者の道案内をする務めだ。

 昔なら、三途の川の「渡し守」といったような存在になる。

 しかし、まだ現世利益を頼んでないだけいくらかましだ。お金や名誉、地位を望んで、それを貰ったりすると、そのツケを払うために「亡者」になってしまう。

 

 悪霊の本当の怖ろしさを知っているのに、どうやら今回はしくじったようだ。

 「あの世」の怖さを実感するのは、約束を口にした後、一瞬で状況が一変してしまうことだ。

 つい前日までは「杖があれば少し助かる」と思うほどの体調だったが、今は普通に立って歩ける。

 こういうのは逆に薄ら寒い。

 

 さて、もう一度、画像を点検したが、左側の「女」も中央の「男」も現実に存在していたようだ。

 そうなると、

 1)肉眼での目視

 2)ファインダを通しての目視

 3)画像

 で、少し層の違うものが見えるということになる。 

 

 おまけに、右の端には、どうやら「イリス」らしい人影が写っていた。

 暖簾の前にシルエットが出ているから、遠くの木々がたまたまそう見えたものではない。

 日中に肉眼で幽霊を見る時のような「ごく薄い影」が前に立っている。

 鮮明なのは髪の毛だけかと思ったが、顔らしき位置にきちんと眼が入っている。

 顔の輪郭は「たまたまそんな風に見える」だけなのだが、「眼(視線)」はきちんと存在を示す証拠のひとつになる。

 

 あとは想像や妄想なのだが、「イリス」は一人ではないと思う。

 三人(体)いて、長女にあたるのはコイツ。前に「ベラ」と仮称した者だ。

 少し髪が短い「大きな女」は真ん中の妹だと思う。

 末の妹はまだ特定出来ないが、三人(体)でワンセットになっている。

 これ(姉妹)は血縁上の関係ではなく、序列のことを指しているので、念のため。

 神話や昔話には、決まって「三人の魔女」が出て来るが、あながちまったく根拠のない想像の産物ではないのかもしれぬ。

 

 「あの世」のスタンスは、「この世」とはまるで違う。

 善とか悪みたいなものは、「この世」の話で、「あの世」にはそれとはまったく異なる理屈がある。

 

 でもま、殆どの人が「何も見えない」と思う。

 中央の「男」のシルエットが「普通の影ではない」と感じる人が少数いるくらいではないか。やはり五人から八人くらい。

 無防備に姿を晒すような、ごく一般の幽霊とは違い、アモンやイリスくらいの悪霊になると、巧妙に自身の姿を隠す。

 だが、声を出す時は、「これは現実なのか」と疑うくらい、明瞭な言葉を口にする。

 

 家人は昨夜、自分の部屋でスマホを見ている時に、頭に「手」を当てられたそうだ。

 ダンナ(私)はすぐに笑い飛ばした。

 「別に何でもないよ。気のせいか、あるいはちょっとした幽霊だろ」

 たぶん、「アモン」や「イリス」が私や私の身の回りに手を出すことはない。

 もし、私に何らかの出来事が生じれば、それは私自身が招くしくじりだ。

 

 追記)イリスの「眼」はあまり長く見つめぬ方がよろしい。

 画像が悪影響を与えることは「ほぼゼロ」だが、先方から見える(見られる)人がごく少数いる。それをきっかけに、「(幽霊を)見る」頻度が増すことがある。

 

 追記2)もしかすると、悪縁がどんどん「外に出て来ている」可能性がある。

 それなら、これまで想像したよりも、数段酷い事態が待っていることになる。

 ウイルスや自然災害に加える「災難」とは・・・。争乱とか戦争?

 ちょっと想像がつかない。

 

 追記3)ひとつの「ものさし」になるのが、中央の黒い人影になる。これは目視ではっきり確認できるほど強く鮮明な幽霊だ。ちなみに、目視段階では原色で見え、普通の人とまったく同じだった。

 この黒い影が、「人影」で「男だな」と看取ることが出来ないと、幽霊を直接見ることは無いだろうと思う。可視域から完全に外れている。

 もちろん、存在を感じられぬことほど幸せなことはない。

 ちなみに、こういう感じの「黒い人影」は街中でよく見る。静止していれば分かりにくいわけだが、影が動くのでそれと分かる。

 周囲が暗くなると、相対的に赤外線が区別しやすくなるので、「夜に幽霊を見る」ことの方が多いのは合理的な話だ。