日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎ニュースチラ見 8/30 「警備の予算」

◎ニュースチラ見 8/30 「警備の予算」
 数十秒ほど夕方のニュースを観ただけなので、あくまで小さい所感だ。
 安倍元総理の国葬で少なからぬ警備費が発生するが、これは確か機密費から出したと思う。
 この警備費について、「予算は幾らなのか?」と執拗に繰り返す者(国会議員?)がいた。
 「予算を計上してるでしょ。幾らですか?出して下さい」
 「出せません」
 この繰り返し。

 海外の要人が来るのだから、各々1人に対し億の金は掛かる。
 葬式とはいえ、特定の国の要人にテロを試みる者がいるかもしれん。暗殺された元総理の葬式で、別の要人が狙われたらシャレにならない。具体的に言えば、米英仏の首脳に恨みを持ち、これを狙おうと思うムスリム圏の勢力はある。また、とにかく日本を貶めようとする近隣の国もある(半島だが)。ソウルでは大使が襲撃されてけがをした事件があった。
 また、当人が亡くなっても、執拗に「安倍ガー」を続ける者も沢山いる。
 リスクは少なからずある。

 警備費を機密費で出すのは「それが機密だから」だ。
 そもそも機密費の根幹は警察関係の反則金だったと思うが(確か)、これが年間幾らに上るのか、統計が作成されていない。
 もちろん、百億の桁に近い話だ。
 財源が機密で、使途も機密なのが「機密費」だ。 
 その理由は簡単で、「予算決算を明らかにすれば、何にどう使ったかが具体的に分かってしまう」からだ。
 警備費に「幾ら充当」が分かれば、どれにどう金を配備するかが見えるし、セキュリティの体制が知れてしまう。
 これが事前に洩れると、その裏を搔く作戦の考案に繋がるから、リスクがもの凄く高まる。
 で、どこの国でも警備費関係は機密にする。

 「分かるでしょ。幾らですか」と訊く「誰か」の姿を見て、「コイツは底抜けのアホなんだな」と思った。
 金額を聞こうとするのは、それに対してあれこれ言いたいからだが、まさか「国税を無駄に使うな」とでも?
 こういう手合いは、自分たちがリスクを高める行為をしているのに、誰かが被害を受けたら、「警備の片手落ちだった」と言い出すのだろうな。
 「もし」の事態が起きぬように手を尽くす必要があるから機密だと思うが。

 ジョークが作れそうだ。
 野党の議員が国会で訊きました。
 「我が国はスパイ活動費にどれくらい使っているのですかあ?国ごとに詳細に金額を報告して下さあああい」
 バカ過ぎて、オチも作れない。

 世の中には物事を俯瞰的に眺めることが出来ず、関係性を「自分と相手」という「線」でしか考えられぬ者も居る。
 こういう者は大体、眉間に皺を寄せ、誰かの落ち度を追究することしかしない。「どうやるべきか」の発想が欠落しているから誰にも信用されない。

 

 チラ見だったので不正確かもしれず、特定の個人名は使用しなかった。