◎あこぎな大統領
米国がイスラム国の要人を殺害したことを、トランプ大統領は自慢げに語った。
弾劾のこともあり、失地回復のつもりなのだろう。
しかし、本人と共に三人の子どもや妻も殺害しているのに、コメントの内容は死者を貶めるものだった。
「泣き叫んで死んだ」とか、見てもいない場面を付け足して誇るようでは、イスラム国が無くならないばかりか、新しいイスラム国が生まれる要素になってしまう。
「見てもいない」と分かるのは、その要人が洞窟の中で自爆したからだ。米国兵がその場にいれば一緒に死んでいるし、ドローンは洞窟には入れない。要するに作り話だ。
そういうのを見ると、「コイツは筋金入りの愚か者だ」と思う。
思想信条の違いから首謀者を殺したにせよ、ここは「やむなく」と言うべきところだ。
とりわけ、妻や子どもたち、メンバーの家族ら、当事者ではない者を殺害しているのだから、周辺の人たちには「申し訳なかった」と哀悼の意を表すべきだ、
子ども殺しを誇っているようでは、お頭の中身の程度が分かる。
かつてイラク・シリアでは「テロの拠点を攻撃した」という嘘を掲げて、80万人もの一般人を殺しているのだから、その地の人々が「復讐しよう」と思わない方が不思議だ。
今後、観光客など一般の米国人が誘拐されたり、殺害されるのは、無知なこの大統領の振る舞いによる。
また、その大統領と懇意にしている総理のいる国は、これまで以上にテロに気をつける必要が生じる。
東京五輪では、米国選手を中心に、選手観客がテロ攻撃を受けないよう、安全対策がいっそう重要になった。
米国と韓国については、「どうしてこんな愚かな奴が国の代表なのか」と痛切に思う。
北は世襲だからバカでも当たり前だが、キムはムンほどバカではなく、よほど強かだと思う。