◎夢の話 第1K83夜 ちっぽけな存在
十三日夜の十二時付近に観た夢だ。川越八幡から帰り、夕食の支度をして、家族が食べ終わった後に腰を下ろしたのだが、そのまま寝入っていた。
専門家らしき男が教壇で話している。
「この※※という星雲は※百万光年先にあります。その先の▼◇になると、百億光年の桁の距離です」
百億光年だと。
一億年でも、果てしないほど長い時間なのに、光の速さで移動して百億年掛かるってか。
ここで星空が動き初め、星間宇宙船に乗って移動するように、星空が変化した。
「まるでスタートレックか、2001年─だよな」
光が流れて、筋になった。
音楽が聞こえる。
‘I can dream about you.’
「ああ、ジョン・ハートマンだ」
宇宙はこんなに広くて悠久なのに、人間はなんとちっぽけな存在なことよ。
僅か七十年のひと刹那の人生だ。
その短い人生の中でのちっぽけな喜怒哀楽を、まるで大事であるかのように大切に抱えて生きている。
ここで気付く。
専門家の話も、ハートマンの歌も、実際に聞こえているものだな。夢じゃない。
ああ、なるほど。
俺は「ようつべ」を観ていたが、そのまま寝入ってしまったので、自動再生で動画が流れているのだった。
止まってしまうことも多いが、連続再生のモードになっていることもある。
ここで完全に覚醒。
目覚めて分かったのは、昼のあの「白衣の女」は、やはり相棒で、誰かが偽装したものではない。
私を励ますために現れたようだ。
顔は怖いが、それはあの世の者だからで、ライオンがライオンの顔をしているのと同じことだ。
病苦に悩まされ、人事で苦労しているので、気が塞ぎがちだが、「元気を出せ」と伝えている。
それが、「母」に象徴されている。メッセージの枠の中なので、あの母は本当の母ではないのかもしれん。伝えたい内容であり象徴なのか。
母には、先に進んで、次の人生では病の無い人生を歩んで欲しいから、その方が良いと思う。
私は大丈夫で、一年前よりはずっとまし。
昨年の二月には、悪縁(霊)の障りに苦しめられ、通院以外に外出出来たのは、月に一二度だった。
眠る前に感じていた「怒り」が、今は小さくなっている。