◎夫婦問答 蘊蓄合戦 ９／７ 「旧統一教会」「さらにDJ.SODAさん事件の余波は続く」の二本立て
七日に家人を駅まで送った時の会話より。
◆「旧統一教会」（中身が同じなので、以下では「統一教会」と記す）
朝の車で家人曰く、「統一教会の人たちは、自分たちが見限られているって気付かないのかしらね」。
おお、これは解散命令の話だ。
「お前はのんびりしていると思っていたが、割と鋭いね。その通りで、政治家に政治献金をふんだんにやって、自分たちに有利になるように計らって貰おうとして来たけれど、もはや政治家たちにとって、統一教会は何のメリットも無い存在だ。関われば関わるだけマイナスになる。かなり前から、どう対処するかを議論してきたはずだが、今後は用なしと言う結論になった。よって、これからは、教会を追い出す手立てが山ほど繰り出される。小さい失点を見逃さず、それこそ信号の変わり目にほんの少し早く動き出しても、すぐに摘発されるようになる」
このダンナは学生時代に二㍍の幅も無い横断歩道を、赤信号の変わり目に自転車で通過したら、警らの警官に呼び止められ、そのまま警察署で六時間調べられたことがある。実際には黄色のうちに渡ったつもりだが、警官が違反と判断すれば、逮捕される。これは刑の軽重に関係ない。違反であれば逮捕できるのだ。
車なら今はドラレコがあるから、そうそうひどい扱いは出来なくなったが、その時代には無いし、しかも自転車だった。自転車は歩行者とバイクの中間のような気分で乗るが、実際には車両の扱いだ。警察が逮捕しようと思えば、簡単に出来て、違法性があるかどうかを判断するまでには時間が掛かる。
「でも、もう教会はアウトなんだよ。たぶん、日韓トンネルの計画を主導しているのが統一教会だと露見したからだな。あれは日本の富をチュウチュウ吸うためのストローだ。意図が分かるから、トンネルが完成することはないのだが、仮に完成しても誰かが破壊しに行く。海底トンネルは構造が弱いから素人でも破壊工作は出来る」
「ちょっとやり過ぎだったからね」
「ま、韓国人は傲慢で、己を顧みるということをしない。不都合があれば、環境や他人のせいにする。ロビー工作でどうにでもなると思っている」
「何で行政命令に従わないの？」
「基本は愚かで、他人がどう考えるかを想像できない。これはあの国の人全般に共通することだ。与党は、解散命令を含め、あの手この手で締め付け、統一教会という存在を消滅させるつもり。教会の中に少し頭の働く者がいれば、役所が書類を出せと言えば、きちきちと言われた通りのものを出す。どんな小さな失点もダメだ。行政命令が根拠であり手法のひとつだから、まずは条件に添う内容のものをきっちり出し、落ち度を一切作らないようにする必要があるんだよ。違反が見あたら無ければ、役所は言い掛かりをつけられないからね」
「あの国の人には無理でしょ」
「ま、無理だな。常に自分が基準で、自分だけが正しいと考える性癖があるから、相手に合わせるということ自体が理解出来ない。人生でそんな考え方を一度も持ったことが無いからだよ」
「だから、ローマ教皇が『魂を入れ換えろ』と言ったわけね」
「それは宗教者の言い回しで、控え目な表現だ。だが、魂を入れ替えるには一度死なねばならんから、要は『お前らは死ね』と言うのと同じだ。一般人なら単直に『死ねよな』と叫ぶ」
「じゃあ、統一教会の人たちはどうすればいいの？」
「今は負け戦の真っ最中だ。今後は箸の上げ下げに至るまで監視が入る。もはや前と同じようなことは一切出来なくなる。今は撤収時だと見なして、とっとと退却する必要がある。解散命令が出る前に、自ら一旦解散してしまうとか、一度、韓国に引き上げて、ほとぼりが冷めるのを待つことだ。いざ解散命令が出たら、教団の関係者はもはや宗教活動に関わること自体が出来なくなる。自分から解散すれば、役所が命令を下す相手がいない。ま、退き時を弁えぬのは、あちらの国民性で、負けているのにネチネチと食い下がる。座り込みをするわ、ハンストをするわ、はた迷惑な恥知らずだ。で、もっと状況を悪くする。アジアを含め、世界中であの国の人を信用する者がどれだけいるか」
「いないわね」
「統一協会がすぐにやるべきことは、信者を野に放ち、それが信者だと分からぬように隠すことだ。で、時を待ち、新しい形でやり直す。これは名称変更くらいでは全然ダメだ。母さんは知らんだろうが、拝一刀の心得だ。『子連れ狼』さ。あちらは兵法を知らないし、歴史的にも忍者も乱破も存在しなかったから、土台からして無理な話だと思う。中国には兵法があり、日本には武士道があった。でも半島には何もないから、物まねと起源主張だけ」
◆「さらにDJ.SODAさん事件の余波は続く」
「韓国人と言えば、あのDJの話がようやく静まって来たね」
「いやいや、まだ続いているさ。皆が釈然としないもの。で、ちょっとおもしろいことがあった」
ネットにこの件の意見を書いたり動画で言ったりする人が沢山いるが、ある人が「あの状況で、目の前に乳房が揺れていたら、私でも触りたくなるし、きっと手を伸ばすと思う」と言っていた。
面白いのは、これを言う人が二十台前半らしき女性だったことだ。
あれあれ、やっぱり普通のセクハラ事件と様相がまるで違うなあ。
「俺は子どもの頃にあれと似た経験をしたことがある。小学生の時だが、悪ガキの一人が俺に向かって拳を振り回した。シャドウボクシングのようなやり方で、体に当てたりはしないのだが、顔のすぐ間近なところまで拳を突き出す。顔まで十五㌢くらいのところだ。それをやられた方は、警戒して身を固くする。これも当たり前だ。その悪ガキは執拗に同じことを繰返し、パンチを顔の近くに振り回すので、ついに俺が切れて、そいつの胸を突き飛ばした。そいつは転んだが、立ち上がると担任の先生のところに行き、『ダレソレ君が暴力を振るいました』と言い付けたんだよ」
「どうなったの？」
「やはり暴力を振るったとして、先生に俺が叱責された。その時の悪ガキの言い草が、ＳＯＤＡさんの言い方と同じだ」
あの悪ガキは、「ぼくは運動していただけで、殴ってたりなどしていないのに、ダレソレ君が突き飛ばしたんです」と言った。
突き飛ばしたことを「暴力」と言うなら、実際、暴力を振るったのは私の方だ。
「何がおかしいと思う？」
「ううん。格好だけで殴られてはいなかったんでしょ。先生が突き飛ばした方を叱るのも仕方ないわね」
「重要な部分があるだろ。その悪ガキは俺のことを散々挑発していたんだよ。ＳＯＤＡさんの言い分に嘘くさいところがあるのは、裸に近い格好で群衆の中に飛び込んだことだ。これはシャドウボクシングと同じで、挑発してたってことだ。世の中の人は法律とモラルの考え方をはき違えていて、日常生活の中でも『法律に触れるかどうか』で眺めてしまいがちだ。だが、文言で定義された法律の他に、お互いにこれは控えましょうと言うモラルの部分があるんだよ。これは表現の自由とかとは話が別だ。半裸の格好で酔っ払いの間に入ったなら、法律には触れなくとも、軽率でふしだらと見なされる。軽率でふしだらな者が性的被害に晒される可能性は普通の人よりも高くなる。だから、こういうのは控えましょうね、と言うのがモラルだ。ＳＯＤＡさんはそれを踏み越えている。俺はあれで犯人とされた人たちは、運営会社を告訴すればよいと思う。勝手に顔を晒されたし、そもそもその会社はガードマンすら配置していなかった。『踊り子さんには手を触れないでください』みたいな注意喚起もしなかった。会社が犯人を刑事告発したが、自分の責任を他に渡すための論点すらしなんだよ」
ま、「犯人」とされた方も、ユーチューバーの動画に出たりして、むしろ出来事を喧伝していた。警察に届ければそれで良いのに、わざわざ劇場的に身振り手振りで行動するところは、実際、「あれもＳＯＤＡさんサイドの仕掛け」だと思われても仕方がないと思う。
駅が近づいたので、この辺までとし、ダンナなりの結論を伝えた。
「挑発している以上、全面的に被害者面は出来まい。俺を殴る格好だけした悪ガキについて、全面的に『殴られたから被害者』と見なすのは、あくまで法律上の話で、モラルとは違う。もちろん、その仕掛けに引っ掛かって手を出した方は叱られるが、情状酌量の余地はある。シャドウボクシングで人の顔の近くにパンチを出すのは、殴るという意志表示と同じだ。半裸で酔っ払いの間に飛び込んだら、『触ってみろ』と挑発しているのと同じだ。線を越えているから、触っても良いような気分になるが、それが罠だ。やり口が悪ガキとＳＯＤＡさんが共通していて、『とにかく卑怯』ということだ」
で、次にＳＯＤＡさんが来たら、「温かくハグして」迎えるべきだ。
ぎゅうっと力いっぱいハグしてやるのは、セクハラじゃなく、親愛の表現と解釈される。（線は越えていない。）
次は背骨が折れそうになるほど、抱きしめてやれ。会場にいる全員で。
犯罪は犯していないから、きっと大丈夫。
大仰に「そういうことをやってはいけない」と叫んでいたタレントがいたが、策略に簡単に乗って挑発を正当化するのにひと役買っている。今では「もの凄いオマヌケ」に見えるが、可哀想なのであの人この人の名前を記すのは控える。
日本人は、毎年、振り込め詐欺に百億単位で金を払って来たが、それも無暗に人を信用する性癖による。あと、挑発にも弱い。
注記）眼疾があり、完全ブラインドタッチ。チェックできないので、表記に誤記が多々あると思います。
