日刊早坂ノボル新聞

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◎「墜落する飛行機」オールカマー2023編

「墜落する飛行機」オールカマー2023編

 馬券師は「墜落する飛行機に乗り、椅子取りゲームをするようなもの」が、このテーマの意味。

 的中予想はしていないので念のため。よって、当てたい人の参考にはならない。

 当てに行く気はサラサラなく、「仮にこれが来たら帯(百万)が取れる」パターンを考える。

 

 枠順確定後の前々日のオールカマーの展望はこう。

 既にこの日に大方の勝負は決まる。

 臨戦過程やこのレースへの勝負気配、調教状態から見て、「中軸となる馬」を早めに決める必要がある。

 もちろん、今の段階でこれが外れていると、レースはもう終わる。

 だが、一度結婚相手を決めたら、他の女性は選べぬのだから、腹を括って進むしかない。それと同じこと。

 

 これは「当てに行く」のではなく、「当てた時に十分なアガリを取る」ためだ。

 三百倍の馬券を当てても、タネが一枚(百円)なら三万円だが、三十枚(三千円)買っていたなら、アガリは九十万だ。

 馬券師が最も舌打ちをするケースは、「万馬券を当てたのに千円しか買っていない」という場合だ。どうせ勝負に行くなら「固めて買ってろ」と自分を責める。

 

 よって、枠順が確定してからは、「どうやって馬券内候補の馬以外を切り捨てて行くか」という選択になる。

 「勝ち馬を当てに行く」のではなく、逆に「要らん馬を捨てに行く」ということ。

 これは、とりもなおさず、「的中確率を自分から下げて行く」ことでもある。

 

 枠順公開前には、軸を牝馬のウインマリリンかマリアエレーナにしようと思っていたのだが、いずれも外枠に入ってしまった。

 中山なので、「馬券内軸馬」は「内枠の先行馬」から入るのがひとつのセオリーだ。よって、現段階ではノースブリッジ。

 問題はタイトルホルダーだが、逃げ馬としては、二枠二番という最高の馬番に当たった。攻めかかる馬もおらず、逃げ切りの可能性はある。ただ、天皇賞競走中止が心的ダメージによるものなら、たぶん、今回も途中で競争を止めると思う。

 タイトルホルダーについては、「1着固定」か「馬券の対象外」という「二通り」、もしくは「そのいずれか」の選択で良いと思われる。

 これは点数を絞って、勝負を賭けるレースだと思う。

 帯はすぐ目の前にある。もちろん、仮に当たれば、の話だ。