◎「墜落する飛行機」 2023有馬記念 枠順決定後のガイドライン
馬券購入は「墜落する飛行機の中で椅子取りゲームをするようなもの」。いずれは落ちるから、どこかで飛行機から逃げ出す必要がある。さて、どこでどうやって?というのがテーマで、予想そのものを目的にしてはいないので念の為。当てに行くつもりはさらさらなし。
有力牝馬が外枠に入り、大きな不利を受ける。何せ「16番」になると、過去五十年くらい1着に来たことが無いほどだ。
当方の本命だったスルーセブンシーズも8枠の「15番」で、頭固定とは行かなくなった。
何せ、8枠が馬券に絡んだのは、少頭数の時だけだ。
以上は新聞の予想屋の話と同じ内容なので、実際にそうなっているかを検証した。新聞を見て馬券を買うほどゼニを失う方法はなく、自分なりに見解を積み上げることしか、「負け組」を脱却できる道はない。
実際に確認すると、7枠8枠には確かにバイアスがかかっている。過去15年で見ると、外枠が馬券に絡んだのは、超スローペースか、逆に超ハイペース。あるいは14頭くらいの少頭数の時になる。要は極端な展開だけと言うこと。
今回、タイトルホルダーとアイアンバローズという2頭の逃げ馬がいるから、2分34秒とか35秒の遅い時計にはならない。
枠順に恵まれた筆頭はジャスティンパレスで、最終追い切りでは水準に乗せて来たから、春天皇賞1着、宝塚3着、秋天皇賞2着のローテーションの好材料と併せて、馬券の中心になる。
妙味はライラックで、最終追い切りでは坂路の一番時計を叩き出した。2週続けて破格の時計を出しているが、「調教のやり過ぎ」の感もある一方で、「生涯最高の出来」にあるのは疑いない。表裏どっちに転ぶかは分からぬが、馬券内には入れるべきだ。
この次がスルーセブンシーズで、今回、最も状態が良いのはこの馬だ。15番でも馬券内に皆無ではないので、二列目には入れるべきだ。
この見地からは、ひとまず一列目にジャスティンパレス、二列目にライラックとスルーセブンシーズを置くのが本線。三列目をどうするかは、どの馬券をどう買うかも含めこれから検討する。