日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎この時期は目視出来る

この時期は目視出来る
 十二月から二月頃までが、最も「あの世」観察に適した季節だ。旧暦の神無月に入る頃から、写真に写りやすくなるし、一月頃には目視の頻度が高まる。
 「あの世」現象はひとの可視域の境界線付近で起きているから、恐らく気温や湿度、日光の関係でそうなるのだろう。

 昨日も人影を目視した。
 当家の近くに「魔の交差点」があるが、ぎりぎりまで建物が建っているので見通しが利かない。ところが小さな交差点なので、ドライバーが「どうせ横から車が来ない」と思い込んで、信号を無視したり、変わり際に突っ込む。深夜の場合、交差する道路の方からもまったく見えぬので、そういう車同士がまともに衝突した。
 過去には、毎年のように死亡事故が起きていた。
 九十度で衝突すると、先の方に車が撥ね飛ばされるから、その交差点の角に立っていた家には、事故車が飛び込んだ。
 それが度重なったから、その家の人はさぞ苦労したことだろう。事故は夜が多かったから、夜間にはなるべく道路向きの部屋にはいないようにしたと思う。

 数年前に一角の建物が立て直しになり、道路から少し位置を下げが、このため、交差角にいる車のライト光が建物に反射するようになり、事故が激減した。
 直接見えずとも、「横に車が来ている」ことが分かるようになったということだ。

 交差点には道路際に電柱が立っているのだが、この季節になると、時々、私はこの電柱の陰に立っている人の姿を時々見る。
 コートを着た男性で、最初は実際にそこに人がいるのかと思ってしまう。だが、信号の手前まで着いた時には、その人影は消えている。
 幾度か同じことが重なると、その人影を見る度に「ああ、幽霊なんだな」と思うようになった。人間なら瞬時に移動することは出来ぬからだ。

 不審なのは、その男性に該当する人がいないことだ。
 過去に幾度かこの場所での事故を見たが、多くは二十台の若者だったり、高校生だった。「コートを着た男性」はいない。
 そうなると、「事故死」が原因で、地縁の者になったわけではなさそうだ。「一体何のためにその場所に立っているのか」という疑問を覚える。

 ま、幽霊が出るのに、因縁とかはあまり関わりない。
 出やすい場所だから出るだけという一面もある。
 その意味では世間で言う「地縛霊」とかいう考え方もかなり疑わしくなる。死んだ場所自体はあまり関係ないからだ。
 前に、新築のホテル(築後数か月)に泊まる機会があったが、油断して眠っていると、夜中にいきなり声を掛けられて驚かされたことがある。
 幽霊は「場所」ではなく「人」を選んで現れることの方が多い。

 

追記)旅館での怪異現象

 季節は違うが、旅先の旅館での変事の一例。
 中尊寺の近くの旅館に泊まったが、床に就いてもまったく眠れなかった。何だか入り口付近に誰かが立っている気がする。
 どうにも眠れぬので、パシャパシャと撮影した。
 後で確認すると、部屋の中に光の帯みたいなのが漂っていた。そこで前日のを確かめると、ほぼすべてに煙玉が出ていた。「湿気があるから蒸気玉だろう」と半ば見なしていたが、今見ると少しルールに外れた部分がある。
 私の行く先々で異変があり、要は「私について来ていた」のではないかと思う。

 異変は「場所」ではなく、「ひと」を選んで起きる実例だ。

追記2)見え難いと思うが、追加画像の鏡の中に「黒いひと」がいるようだ。これが眠れぬ理由だった模様。鏡に姿が入るのは、実はあまり多くない。

 墓地、病院(稼働中)、鏡はホラーストーリーでよく使われるが、実際にはそれほど出ないところだ。多く出るのはひとが出入りするところで、駅や旅館・ホテル、群衆の中などだ。