日刊早坂ノボル新聞

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(日韓摩擦)蔓延するMM症候群

MMとは、「自分はまったくリスクのない安全な場所にいながら、視聴者に受けそうなことばかり言う」ような、テレビ司会者のことです。MMはイニシャル。
 
韓国では、日本に進出した女性タレントグループに、「日本で独島(竹島)はどこの領土だと思うかと訊かれたら、どう答えるか」という質問をし、返答できなかったので、非国民扱いのバッシングをしているとか。
メディア関係者には、こういう輩は沢山います。
標題の「MM」などはその代表的な人物。反体制的な発言をするが、実際には保守主義を一歩も出ない。
 
韓国内では、もちろん、意見は圧倒的に「独島(竹島)は自国のもの」だという世論なので、これに同調することが「社会正義」になっているはずです。
これを背景に、日韓の間を行ったり来たりしているタレントに、あえてこういう質問をする。
当初から、「答えられない」のはわかっています。
なぜなら、日本で仕事をする以上、自国と正反対の意見を持つ日本人に対し、「独島は韓国のもの」と発言したら、二度と日本で仕事が出来なくなるかもしれない。
相手が間違いなく、「反論しない」、「攻撃を返してこない」場や状況を選んで、「社会正義まがい」の理屈を振りかざすのは、卑怯者のすることですよ。
 
でも、これは新大久保に押しかけて、韓国商品を扱っている商店の前で、「自分の国に帰れ」と叫ぶ日本人も同じです。
店員は、「やめてくれ」とは言うでしょうが、デモ隊に対し100%反撃はしてこない。
店の前の看板を壊されたりしても、店員がやり返すことはない。
反韓活動を目的とするなら、行く場所と、叫ぶ相手が違いますね。
デモるなら、韓国大使館・領事館の前でしょ。
 
「おそらく自分が叩かれることはない」という状況で、薄っぺらな正義感を振りかざすのを見ると、さすがに白けてしまいます。
大使館、領事館の前でデモると、場合によっては逮捕されてしまうのですが、それくらいの覚悟は必要でしょう。
在日の、あるいは日本国籍の女性店員を怒鳴りつけて、いい気になっているようでは、お話になりません。
 
日本人のふりをして金儲けをしつつ、国に帰れば反日を叫ぶような個人・企業を明るみに出してやるなど、正攻法で戦う手段はいくらでもあります。
立場の弱い者、抵抗できない者を殴りつけるのは、いじめ以下の卑劣な行為。
 
敵を倒すなら、きちんと正面から行くべきです。
しかし、わざとらしいデモを見ると、「こいつら、本当に日本人?」とも、思ってしまいます。
「卑劣な日本人」のイメージを作るために、自作自演で反韓または反中活動を行うのは、あちらでは当たり前の手法ですからね。
わずか70、80人の示威行動でも、彼の国では大々的に報道されることでしょう。
たとえば、日本においても、連日のように「中国各地20か所以上で反日デモ」などと報道されていますが、参加人数は各地で1千人、2千人程度の規模になってます。13億以上の国民のいる国で、反日デモ参加者が総数でも1万人の上下です。要するに、ほんの微々たるものです。
しかし、中国全域で反日暴動が起きているかのような報道がなされます。
 
新大久保のデモも、韓国では同じような報道がされます。
故意に旭日旗を持参して、「韓国に帰れ」と叫ぶ日本人が、はたして本物かどうか。
今の若い人なら、ただの知識なので、それほど旭日旗に思い入れはないと思いますね。