日刊早坂ノボル新聞

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◎マラソンを札幌で?

◎マラソンを札幌で?

 国民の誰もが不思議に思ったのは、何故、真夏の東京で五輪をやるのかということだ。

 そこはIOCの五輪開催規定で7、8月が条件になっていたことにあるらしい。「何故十月ではないのか」という理由は単純かつ明快だった。

 ところが、日本は申し込みの段階で「この時期の東京は温暖で・・・、開催に適している」という内容で出していた。

 

 「温暖」どころか、東京の夏は、熱帯育ちの者でも「湿度が高くて暑過ぎる」と言う。

 最高気温が摂氏40度を超える都市では、五輪を開催できないそうだから、熱帯の多くは開催できない。その点、リオ(ブラジル)は南半球で、7、8月なら冬の最中だ。

 

 7、8月開催が固定条件なら、日本が申し込んだ時点で、五輪欲しさに虚偽を申告していたことになるのではないか。

 IOCがどことなく高圧的なのも、そういう背景があるからだと思う。

 実際、誰が見ても、7、8月の東京でマラソンは厳しすぎる。選手もそうだが、ボランティアや観客が熱中症で倒れてしまう。真夏には建物の中にいる者が、毎日百人規模で救急搬送されるのに、外に立っていたら、まずはその何倍かになる。

 

 でも、7、8月の札幌も充分暑い。

 冷房が無かったりするから、地下鉄に乗ると地獄の暑さだ。

 かなり前に8月の頭に中央公園のベンチで寝たことがあるが、やはり暑くて寝苦しかった。涼しくなるのは朝方だけ。

 選手職員の宿泊施設が足りないそうだから、結局、中央公園にテント村を張ることになるのではないか。あるいは仮設プレハブ住宅だったりして。

 いずれにせよ、百億規模で金がかかりそうだ。

 「復興五輪」なら東北地方でも良さそうだ。

 岩手や青森辺りなら朝夕涼しいので、問題なさそう。大都市を外れ、郊外に行けば、案外、どこも涼しい。

 宿泊施設も、温泉街が沢山あるし、真夏ならソコソコ確保できそうだ。