日刊早坂ノボル新聞

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◎埼玉ソース豚丼

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埼玉ソース豚丼

埼玉ソース豚丼

 この名称は勝手につけたものだ。

 豚丼を作る時の、ひとつのモデルが「十勝豚丼」だ。ただ、寒冷地の丼なので、ここのは少し甘目に仕立ててある。

 寒い地方ではエネルギーを補填する必要があり、甘味を増量する。

 北海道では納豆だって砂糖を掛けて食べる。

 私の郷里は岩手だが、四十年以上前は、今より冬の気温が七八度は低かった。

 その我が家でも、子どもたちは納豆に砂糖醤油を掛けて食べた。

 今は温暖化で冬も暖かいし、また関東に住む者の舌なら、少し味の調整が必要だ。

 そこで思い付いたのが、「ソースかつ丼」のレシピだ。

 

 西関東人のソウルフードは「ソースかつ丼」で、かつ丼の中でこれが一番旨いと思う。

 同じ豚肉が素材でもあり、ソースかつ丼豚丼を引き寄せてはどうか。

そういう発想に立つことにした。

1)豚肉の下拵えは生姜焼きと同じ。生姜とニンニクを摺り下ろしたタレに豚肉を漬けて置く。

2)これとは別に出し汁を作る。和風の出汁に醤油・酒・みりんの基本三味と、赤砂糖、ウスターソースを加える。濃淡の配分はお好みだ。

3)豚肉を炒め、火が通ったら、出し汁を加える。これでひと煮立ちさせれば、具材は完了。

4)キャベツの細切りを湯通しして置き、一旦冷やした後で、出し汁を潜らせ、ぎゅっと絞る。

5)これをご飯の上に載せ、その上に豚肉を載せれば完成。

 

 味は申し分無さそう。

 群馬出身の看護師のユウコちゃんにレシピを教えたが、実際に作ってみたら「美味しかった」とのこと。

 豚肉の下味をつける時に如何に丁寧に処理するかが勝負だと思う。

 簡単な料理で、かつ美味い。