日刊早坂ノボル新聞

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◎秩父荒川にて新蕎麦を食す

秩父荒川にて新蕎麦を食す
 二十六日日曜は、「イチョウ見物と新蕎麦を食べる」目的で秩父に行った。家人の要望だが、「還暦を過ぎたら、家人最優先」の方針なのでそれに従った。
 秩父の紅葉は、最初のブナなどの広葉樹が十一月初めで、中旬にはこれが終わり、これからがモミジやイチョウの時期になる。
 今は新蕎麦のシーズンなので午前中に現地に着かぬと、午後二時には売り切れてしまう。前回はあづまや園の蕎麦が売り切れだったので別の蕎麦屋に行った。
 この日は十一時台には着いたが、店の前には大勢の客が並んでいた。外で暫く待ち、十五分後に中に入った。

 あづまや園には先代の時から通っている。周囲がそば畑やリンゴ園なので、総て現地食材。
 値上げもしないらしくて、野菜天もりが千円のままだった。
 大盛にしても三四百円増し程度。
 もちろん、美味しいが、蕎麦の怖ろしいところは、打ち手により、味がガラッと変わるところだ。
 先代の主人が打っていた頃は、見事なほどだったが、今はその時の感動はない。

もちろん、きちんと新蕎麦の味がするが、今の打ち手だと半分くらい食べた頃に蕎麦の香りがふわっと口内に広がる。味の感じ方が打ち方で変わる。

 SLが通る時刻になったので、線路脇で待ったが、予定時刻を十五分過ぎても一向に来る気配がない。
 誰かがネットを調べ、「車両トラブルのため、この日は運休」と皆に報せてくれた。残念。

 

 新蕎麦を食べた後で、紅葉見物に行くはずだったが足が痛むので、最寄りのミューズパークにして貰った。この先の大滝や三峰神社まで行けば、はるかにきれいだろうが、三時間くらい余分に掛かるから、足がもたない。

 やはりイチョウの盛りで、山々がまっ黄色だった。

 これが落ちると、いよいよ冬が到来する。