日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎新蕎麦を食べに荒川に

新蕎麦を食べに荒川に
 十三日月曜は、午前中二所用を済ませた後で、新蕎麦を食べに秩父荒川に行った。荒川は蕎麦の産地で、蕎麦畑が沢山ある。
 秩父市内から荒川に向かう途中に、蕎麦屋は沢山あるが、当たり外れがあるので、要注意。経済性の原理で、産地でも地元産の蕎麦を使っていない場合がある。

 当家ではこの二十年来、荒川ではまず「あすまや園」に行く。
 先代はもう引退したが、店が再開されたので、また訪れるようになった。難点は売り切れると終わりなので、昼に客が多いと早々に閉店になること。
 この日も現地に着いたのが三時頃だったが、店は閉まっていた。人の音がするから、たぶん売り切れ。
 紅葉見物の季節が終わり、向かいの道の駅は閑散としていたが、この時期、蕎麦屋には紅葉とは関係なく訪れる客がいるから、昼飯時で終わったらしい。

 大血川渓谷に足を延ばしたが、やはり見頃を過ぎていた。
 荒川の外れにあるもう一軒の店に行くと、我々が最後の客だった。(注文したら、すぐに暖簾が仕舞い込まれた。)

 「特に新蕎麦って書いていないけど、新蕎麦かしら」
 と家人が言うので、「ここは荒川だから、書いてなくとも十一月の中旬なら地元産の新蕎麦だ。当たり前だから書く必要がない」と答えた。
 蕎麦は美味かったが、何だか結構な値上げ具合だった。
 円安・値上げで輸出産業は大喜びだが、下々はひしひしと圧力が押し寄せる。
 ま、岸田には何も見えないと思う。彼はそもそも展望を持っていないから、何を見ても目には入らない。
 ちなみに、総理の名前を呼び捨てにするのは、コイツが初めて。怒りしか感じない。

 先月までは、外に出ることすら難しかったが、また再び蕎麦を食べに出られるようになった。ま、片道四十分ならナントカ。
 空気の冷たさで季節を知り、やはり時々、外に出るのは必要だと思い知った。次は温泉にも入りたい。