◎看護師さんは善意の塊
4月から病棟に入った看護師さん(女性)は、どことなく次女に似ています。
そこで、つい気を許し、冗談をいい軽口を叩いてしまうわけです。
今朝、その看護師さんに、検量してもらっている時に、悪戯心が起きたのです。
「何だか、二日酔いの気分だ。吐き気がするし、胸がムカムカする」
すると、看護師さんは真顔で尋ねます。
「大丈夫ですか。そう言えば、顔色がもの凄く悪いですよ」
私は心臓が持病なので、大体、いつも顔色は悪いですね。
また「理由無く吐き気がする」のは、幾つかの病気の典型的な症状です。
そこでひと言。
「昨日の夜に酒を飲んだせいかも」
ここは「それじゃあ、まるっきり二日酔いじゃないの。バカ」でおしまいになるところです。
ちなみに、私は排出がうまく出来ないので、今は焼酎のお湯割を2杯も飲めば、翌日は二日酔いです。
ところが、その看護師さんは、「それじゃあ、先生に相談しなくては」と、他の看護師にも声を掛けていました。
「いやいや冗談ですって」
ちょっと困ってしまいました。
まあ、概して、看護師さんは男も女も善意が行動の柱になっていますね。
私みたいに、「心の奥底を覗いてやろう」「からかってやろう」とは考えません。
少しく考えさせられてしまいました。
ところで、妻は小学校で英会話を教えていますが、9月になるとクラスが替わります。
知能程度が同じなのか、小学生受けは抜群で、クラス替えを伝えると、子どもたちががっかりするそう。
「何で替わっちゃうの?」
妻が冗談めかして、「もうクビかもね」と言うと、子どもたちは泣き出してしまうそう。
それを担任の先生が見ており、「やめて下さい」と注文されたとか。
子どもたちは家に帰り、お母さんに言う。そのお母さんが集団になり、「なぜあの先生を辞めさせたのか」と校長のところに直談判に来るらしい。
子どもたちの涙を見ると、妻は「からかって悪かった」と思う一方で、「慕ってくれてうれしい」とも感じるようです。
善意の相手をからかうのは、さすがに気が引けます。
これからはそういうことはなるべく控え、専ら強いヤツやエラソーなヤツの「顔を踏みにじるだけにしよう」と思いました。
明日は心臓の検査。これが稼働率30%でなく、35とか40%に近い価なら、もはや執筆は止めて祈祷師になることにします。(あ、これだ。この性格が問題なわけで。)