数日前にネットオークションに出品した古銭セットです。
舌千小様（字）は、１万５千円くらい。
見寛が７千円から１万円。
葛巻背千（正様）が５千円から１万円の間。
目寛見寛手の背千が５千円前後（少し少ない）。
千無背が３千円から５千円。
これを全部で２万５千円で出すのは、「どうせ何も知らないヤツらだから」ということ。
見て、すぐに分かる人への「サービス出品」ということです。
八戸銭の概要については、東京以西の人は何も知りません。
地元でも、数人が研究しているだけですが、誰かが整理すれば、わっと飛びつくようになります。
まだ未開拓で、有望な分野です。
葛巻鷹ノ巣銭は、この地で差しで出た母銭が正様だったことで分かりますが、目寛見寛とは製作がまったく違います。
別の製作のものを一緒に作ることほど非効率なことはありませんので、要するに別の場所で、別の職人が作ったということです。
これに「食いつかない」というだけで、どの程度の力量（眼力）か分かってしまいます。
東京で八戸銭の話をしても、「何ひとつ知見が得られない」状態ですが、２０年経っても昔のままです。ま、学ぶつもりがない人には、いつまでも「密鋳背千」にしか見えません。
