日刊早坂ノボル新聞

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◎総裁選を競馬に例えると(馬券の買い方)

総裁選を競馬に例えると(馬券の買い方)

 総裁選を四頭のレース展開で考えてみる。

 ゲートが開いて、「コーノタロー」がダッシュ。逃げを打った。

 二番手が「キシダ」で、いつも中団の好位置に付けるが、ジリ足で決め手を持たない。

 やや後方から牝馬の「サナエチャン」が付いていき、第二コーナーから距離を詰めて来た。

 同じく牝馬の「ノダセーコー」は、離れた後方にいて、どうやら着拾いの模様。だが「ノダセーコー」はまだましで、「イシバノシゲル」などは、ゲートから出ず競争中止。「出ようか出まいか迷った」からゲートの中にいたらしい(ため息)。

 

 今は第三コーナーだが、「コーノタロー」が右手で鞭を尻に二度入れた。途中、「イシバシッ」「コイズミッ」みたいな音が響いたが、この鞭入れが奏功するかどうか。逆に失速の原因になったりするかもしれん。

 

 四角を曲がれば、「駆け引き」から「決め手」の勝負に移る。

 好位追走の「キシダ」が有利なはずだが、いかんせん、こいつはジリ足だ。逃げ先行の「コーノタロ-」が一杯になり、後方勢「サナエチャン」の差しが決まらぬ展開にならぬ限り、大体は二着三着だ。

 あとは直線一気の「サナエチャン」号が差し切れるかどうか。

 

 馬券として見るなら、「馬連」買いが本線。最初の投票で過半数はなかなか取れぬ仕組みになっている。

 となると、決選投票の際の合従連衡策で決まるから、「一巡目三位がどちらにつくか」で一着が決定する。

 イニシアチブを取る側に「参加する」目的で、「ノダセーコー」がレースに出走したが、それもニカイ厩舎の思惑を反映したものだ。

 ニカイ厩舎は「キシダ」と「ノダセーコー」の「二頭出し」だが、これは「どう転んでも馬券に絡むだろう」という考えによる。

 ニカイ厩舎はこの後も一線を退くつもりはなく、厩舎の待遇改善を頭に置いている。

 

 本命党なら、軸は「キシダ」の方で、対抗が「コーノタロー」だ。「コーノタロー」は後方勢の標的になり、息が上がるかもしれん。

 または「キシダ」を頭にして、「キシダ」「サナエチャン」の馬連。このライン(政権)だと「ノダセーコー」が三頭目。「キシダ」はアベ厩舎と親しくは無いが、政権奪取のためなら手を組む。

 

 中穴党は「コーノタロー」の逃げ切り。単勝一本。

 

 穴党は「サナエチャン」の後方一気の差し切り狙い。

 この場合、「ノダセーコー」はついて来ない。三番手が「キシダ」になるか「コーノタロー」のどっちになるかで、勝負が決まってしまう。

 

 一回目の投票で、「キシダ」と「コーノタロー」が決選投票に進むなら、決定権は「サナエチャン」が持つ。

 仮に「サナエチャン」が一回目に二着以内に食い込めれば、即座に「キシダ」と「ノダセーコー」が組む。この場合、相手が「コーノタロー」の場合、「キシダ」は「コーノタロー」につく。また、「サナエチャン」の相手が「キシダ」の場合、「コーノタロー」は、順当なら「キシダ」の方につく。

 これは「サナエチャン」が「アベ厩舎」の馬だからということ。

 

 完全に「馬券」とみなすと、「キシダ」「コーノタロー」の馬連なんか買えない。百円の馬券を買って百二十円のアガリしか見込めず、かつそれでいて外れるかもしれん。

 当てた時に「きっちり儲ける」のが馬券の基本だから、このパターンを手堅く買うなら「キシダ」の単勝でよい。

 リスクが割とあるのは「コーノタローは逃げ残る」という見方だ。逃げると「後方から突かれる」から、精神的に追い詰められ、焦りを招く。

 「イシバシッ」「コイズミッ」と尻を叩いたのが不味かったかもしれん。

 

 なお、当方は穴党なので「サナエチャン」から。

 好き嫌いではなく、それがセオリーだ。かつ投資金額が「キシダ」や「コーノタロー」よりかなり少なくて済む。

 穴党は外すことを前提に、「当てた時に大儲けする」ために馬を選ぶ。

 

 かつてナリタブライアンが全盛だった昔の話だ。

 テレビを観ていたら、若者が「単勝を十万円買いました」とコメントしていた。

 レース直前に、ナリタブライアン単勝の配当は110円だった。

 「こいつはバカか」と思う瞬間だ。「当てても儲けが十%」しかない。

 「一着」なら「110円」だが、「別の馬」なら「300円」とか「500」円の配当になる。「負ける」ことを前提に同じ配当を得るのに必要なタネ銭を考えると、後者の方が断然に少ない。

 結果、そのレースでナリタブライアンは負け、若者は十万を失った。

 だが、もっと馬鹿らしいのは、ナリタブライアン単勝が「百円戻し」だったことだ。「十万使ってアガリが十万」で、しかも「スッている」。

 それじゃあ、夢さえも買えていない。

 ちなみに、購入馬券を決定するのに「新聞屋の予想」を頼りにしたらダメだ。当たらないし、思惑で書いている。

 良く「馬を見て選ぶ」ことだ。

 

追記)

 「サナエチャン」号は「やや不利」だと思うのに、中韓が非難の合唱だ。

 まだ総裁にも総理にもなっていないのに何故か非難する(笑)。

 メディアは露骨に「サナエチャン下げ」から徐々に「コーノタロー下げ」に移行している。当初は「コーノ推し」だった。

 となると、やはり本来「当て馬」だった「キシダ」が漁夫の利を得るのか。

 

 しかし、百人目にして「ついに女性総裁・総理を迎える」方が「華がある」と思う。

 その総理に「1965年と2015年の協定で、歴史問題は終わっている」と明言してもらい、ページをめくることが必要だ。

 ついでだが、NHKの「送りつけ詐欺」をやめさせてほしい(構図は同じ)。とりあえず、コロナで苦しんでいる人が多いのだから、受信料を無料か半額以下にしろ。