日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎思いもよらぬ展開

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令和三年九月二十八日撮影

◎思いもよらぬ展開

 病院に行き、「今の病院はこんな状態で」を示すために玄関付近を撮影した。

 感染防止のため、正面玄関は閉鎖されており、患者は横の入り口で検温し、手の消毒を行うことになっているのだ。

 よって、病院で夫も人気のない場所が正面玄関となっている。

 

 何気なくスマホで撮影すると、同時にもやっとした。

 こういう時の気分は何とも言えずすっきりしない。

 「おかしいな」

 気になったので、帰宅してから画像を開いてみた。

 すると、妙な圧力を感じたのは、「視線が向けられている」からだった。

 玄関口にあれこれ溜まっているが、それらが一斉にこっちを観たので、庄を覚えたようだ。

 

 通常、病院ではこういうことは起きない。

 病院は「そこに長く留まりたい場所ではない」から、滅多に幽霊は出ない。

 都心の駅よりもはるかに少ないのだ。

 そこで「何でまたここに?」という疑問が湧き上がる。

 

 私は可視域が少し広いようで、すぐ目の前に立っている人影が見えるが、こういうのはうまく説明できないので、見え易い部分を抽出してみる。

 最も分かりよいのは、ガラス扉の向こうにいる子どもだ。

 扉の前に立っているのだが、後ろには女が二人付き従っている。

 すぐに思い浮かぶのが、母親が子を連れている情景だが、女は母親では無いと思う。

 

 これよりも不信感を覚えるのは、黒玉(煙玉の逆バージョン)だ。

 煙玉は、多く空気圧と湿気、光の関係で起きるが、黒玉は概ねあの世現象だと思う。

 空気中に丸く暗い穴が出来るのは、物理的な説明が困難だからだ。

 よく見ると、黒玉の中に視線(「眼」)が開いている。

 この視線により「何となく圧力を感じる」事態に至ったわけだ。

 

 この先は、仮にこれが「気のせい」でなかった場合の話だ。

 どうしてここに複数の幽霊が溜まっているのか。

 恐らく、生前と同じように通院しようとしたが、玄関が閉まっていた、ということではないか。 

 幽霊に思考能力はほとんどなく、断片的な感情で行動する。

 そこで、生前通っていたところを、以前と同じように訪問していた。

 (ここはあくまで想像や妄想の話だ。)

 

 少年と女はひと組になっているが、こういう場合、片方がもう片方の年によって生まれた者であることが多い。死後も執着しているが、既に存在しないから、自分で創り出したということだ。

 よって、片方はあくまで作られたイメージであり、心を持たない。

 大人の女と少年であれば、「母親が死後も子を案じる気持ちを抱えたままでいたので、それを埋めるために子どもを創った」というケースが自然だ。

 だが、少年の方が鮮明だから、そうではないと思う。本体は少年だ。

 この少年は、しばらくあの場所で観察していれば、目視で確認できると思う。

 

 さて、「何故?」「どうして?」よりも、「ではどう対処するか」の方が重要だ。

 要因を探すことは解決の糸口にはなるが、深く掘り下げても、過去を変えることは出来ない。

 ではどう対処するのか。

 この答えは簡単だ。

 「時々、玄関を開けてやればよい」ということだ。

 いずれも、「通行霊」に過ぎぬのだから、通してやればよい。

 病院の中に遺恨や思い入れはなく、生前の習慣通りに行動しているだけなのだから、その通りにさせてやればよい。

 施設の中に入り、気が済めば、静かに去って行く。

 掃除をして、休院日にでも玄関を開ければよい。または早朝の通院患者が訪れる前に開けてやることだ。

 たったそれだけで、玄関先に溜まらなくなる。

 お祓いやご供養は不要だから、ごく簡単な話だ。相手の存在をきちんと認識し、求めているものを与えてやればよい。出来ない時には「出来ない」と伝えること。生きている人に対することと同じ対応をすればよいだけの話だ。

 

 人の可視域はその人によって異なるから、たまに幽霊が見える人がいる。

 いつも記す通り、それは特別な感覚や能力ではなく、単に見える波長域が少し違うだけだ。近視や老眼と変わりない。

 病院の前を運転している時に、突然、車の前に人影を見たなら、その人は驚いて運転を誤るかもしれぬ。こういうのが重なると、いわゆる「スポット」化して行く。

 だが、単純に「通りをよくする」だけで、問題や障害が雲散霧消する。

 

 ところで、沢山の幽霊に「一斉に見られた」ので、少し影響が出たようだ。帰宅して夕食後、仮眠を取ったら、酷い悪夢を観た。

 

追記)ガラスは光を取捨選択するので、条件が合えば透過または反射した景色を撮影することで、「あの世」が映るようだ。ガラスは半反射ということだが、そこが鏡とは違う。鏡にはほとんど映ることはなく、幽霊も鏡を嫌がる。