日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎扉を叩く音 R061117 「ノックの復活」

扉を叩く音 R061117 「ノックの復活」
 深夜、玄関の扉を叩く音が聞こえる話の続き。

 一年以上途絶えていたが、先ほど復活した。
 私の部屋の真下が玄関だが、午前二時ちょうどに、ドアレバーをガチャガチャと引く音が響いた。
 ま、施錠忘れを狙った泥棒か、昨今流行りの強盗の下見かもしれん。玄関の前に洗い場があり、そのわきにバケツを置いているのだが、車の陰で見難いのでそれに足を引っ掛ける。
 バケツが「ズズ」っと動く音が聞こえたから、「きっと生きているヤツだな」と思った。

 だが、二分後に受話器が「じりん」と音を立てた。
 この電話は回線が繋がっていないから、たぶん、「お知らせ」だと思う。
 これが何を意味するのかはサッパリ分からない。
 言語で伝えてくれぬので、意図や意味が分からないことが殆どだ。

 最近、家の中で異変が起きぬと思ったら、どこかに出掛けていたらしい。これが帰って来たのかも。
 母と思しき者が、洗濯機のスイッチを入れることがあるのだが、暫く途絶えていた。十日前に兄の夢に出たと言うから、郷里に里帰りしていたのが、また当家に戻って来たのかもしれん。