◎プーチンは「売れっ妓ホステス」に似ている
「あなたとの将来を考えていなくも無い。それはあなた次第よ」
キャバクラというより、もうちょっと落ち着いたクラブ活動では、時々耳にする。
オヤジは「そっかあ。オレと付き合ってくれるのか」と解釈し、せっせと店に通う。
他にも指名してくれる客がいるから、オヤジは女をそっちに取られないよう、プレゼントを用意する。
女が同僚のホステスに、「あの客はチョロいよ。ちょっと優しくしてやると、すぐに時計をくれる」と吹聴していることなんか、オヤジは知るよしもない。
「あんな人と結婚する(または付き合う)つもりはない」とも言っている。
ホステスが金に困っていたりすると、もう少し親密になれる。
もちろん、「困っている」とか「助けて」とは口が裂けても言わない。
オヤジが察して、自分の方から「使いなよ」と言い出すのを待っている。
オヤジが出すと、「そんなつもりはない」「私のことをそんな風に思っているのか」と怒る。
しかし、状況的に女には金が必要だから、オヤジは重ねて「貰って置け」と金を出す。
本番はここから。
3度目の時に、ついに女は受け取る。
その時の言葉は、「そんなに言ってくれるなら、これはお借りします」なら、まだ良いほう。酷い時には「お預りしておきます」だ。
貸借や預かりなら、頭を下げる必要はないので、礼は言わない。
女の方は、「貰った」という意識はないので、力関係が生じないと思っている。
ま、これを繰り返していると、複数の男から金を巻き上げる「悪女」になる。
ロシアは、実は困っている。
相手が困っている時には、「こうして下さい」と言ってくるまで待つべきで、「こうすれば相手が応じるだろう」という思惑の下に自分から差し出すべきではない。
ホステス相手の展開と同じことが起き、ただ金が無くなるだけだ。
プーチンは「こいつはちょっと優しくしてやれば、すぐに金を出すさ」と思っている。
ミサイル基地を造っている島を、相手にやるつもりなんかは、もちろん、塵ほども無い。
「領土問題は戦争でしか解決しない」と言っていた評論家がいるが、その通りだと思う。
平和条約を締結していないのは、実は幸いで、欧州で紛争が起きたときに、軍隊を出動して北方領土や樺太を実効支配するしか方法はない。
その雰囲気だけでも良いので、根室・釧路にミサイル基地を作ればよい。
その構えを見て、初めてロシア人は「極東にも平和条約が必要だ」と認識する。
とまあ、おかしなことになってしまいます。
「北方領土は帰って来ない」「取り返すのは、次の戦争の時」と割り切ってしまうと、今みたいに、情けない状況にはならない。
どう見ても、キャバクラにせっせと通うエロオヤジの姿だ。
ロシアへの経済協力なんぞ、力関係が出来てしまうだけで、あまり意味はない。
「返さないなら経済制裁だ」の方がまだましだ。
追記)ぜんぶ空想妄想の話です。
もちろん、「ホステス」の方々を貶める意図で書かれたものではありません。
「北方領土返還」に絶望しているだけですので。