日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎今日の四文字熟語は「千載一遇」 

 

f:id:seiichiconan:20210410222835j:plain

今日の四文字熟語は「千載一遇」

 今朝の病院のエレベーターでの四文字熟語の問題はこれ。

  

  おお、割と遊べそう。

 まずは外堀から。

千夜一夜:砂漠の夜は長し。

「千秋一日」:なんか違うような気が・・・。なるほど、コイツは「一日千秋」が正解だった。

 あれあれ。ここで止まってしまう。

 苦し紛れに造語してみる。

「千年一途」:「ずっとあなたを想い続けています」みたいな感じ。 

 ううう、と唸っているうちに「チーン」と到着。

 

 後で辞書を引くと、

「千慮一失(せんりょのいっしつ)」:絶対に失敗しないと思われた賢明な人でも、失敗することがあるということ。十分に考えて準備していても、思わぬ手抜かりがあるということ。

 

「千慮一得」:愚者でも、千の中に一つぐらいはよい考えもあるだろうということ。自分の意見を謙遜けんそんして言うことば。

 

「千篇一律」:作られた多くの文章や芸術作品などが、どれも同じ調子や体裁で変わりばえのしないこと。また、平凡で何の特徴もないこと

 おーい。当方への悪口かよ(被害妄想)。

 

「千金一刻」「一刻千金」:わずかなひとときが千金にも値する意から、楽しい素晴らしいひとときが過ぎ去っていくのを惜しんでいうたとえ。

 当方の場合は、使える時間がそもそも少ないので、「無為に寝て過ごす」以外なら、楽しかろうが悲しかろうが構わない。

 酸いも辛いも人生のうち。(もう甘い味は無い。)

 

 と来ると、正解はやはりお馴染みのこれ。

「千載一遇」:滅多に訪れそうもないよい機会。二度と来ないかもしれないほど恵まれた状態。

 「千載」は「千年」のことで、千年に一度会えるかどうかという好機を指す。

 出典は『文選』王褒「四子講徳論」らしいが、ピンポイントで文脈を辿れる資料がネットにはないので、これも宿題。


 ベッドで「千載一遇」を考えつつ横になっていたが、治療の後でトイレに行った。

 薬の影響でお腹の調子が悪く、慌てて便座に座ったのだが、なんだか嫌な直感が走る。

 原因を確かめると、便座の端に誰かのウンチがほんの少しついていた。

 この辺、病棟内には「重篤な高齢者」ばかりだから、まともに便座に座れない人があちこちにいる。

 そのまま出たら、まるで当方の不始末に見えるだろうから、掃除をしようとしたが、病院のトイレは専従の者が消毒するので、室内に掃除用具が無い。

 仕方なく、ペーパーと消毒スプレーで掃除をした。大人になったので、こういうのはまったく平気だ。

 だが、後で「ブラシくらい置いとけ」と文句を言うことにした。

 

 患者がトイレ掃除をさせられるのは、滅多に無いよな。

 ま、使い方は違うが、今日は「千載一遇」が標語だし、こんなもんだ。