◎「と炒飯」
娘のためお札を貰いに神社に行って来た。
その帰路、小腹が空いたので、ラーメンを食べることにした。
普通は「半年に一度」だが、このところ、低血圧症気味だし、血液がサラサラし過ぎて、硝子体から頻繁に出血する。
少しリン値を上げても大丈夫。
午後四時にラーメン屋に入ると、割と人が入っていた。
六七人の運送業界のドライバーらしき人たちだった。
その人たちが注文する声が聞こえたが、
「※※※とチャーハン」
「チャーハンセット」
「※※炒めとチャーハン」
みたいに、全員が「と炒飯」とリクエストしていた。
店主が来たところで、、当方もつい
「チャーハンセット」と注文してしまった。
メニュウを見ると、「醤油ラーメンと半炒飯」と書いてある。
日頃は半人前しか食べぬので、一人前のラーメンと炒飯ならしんどいが、ま、半分ならナントカ。
だが、後で来たのを見たら、どう見ても炒飯は一人前だった。
これが「半」なら、普通盛はどれくらい大きいのか。
ちなみに、値段はラーメンと炒飯尾正規料金から百円を引いたくらい。「チャーハン半分」ではないなあ。
店の外に出たら、腹がパンパンでオエっと来そうだった。
だが、客の全員が頼むように、炒飯は美味かった。
見た目が地味だが、バランスがよい。
ラーメンの方は普通のシンプルな中華そばだった。
次にこの店に寄るなら、「炒飯だけ」で十分だ。
普通の暮らしは、実は有難い。
そのほとんどが出来なくなってみると、どれほど有難いかを痛感する。
何も無い平凡な日々にこそ幸せはある。