日刊早坂ノボル新聞

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◎夢の示唆を探る(03)

◎夢の示唆を探る(03)

 午睡の時におかしな夢を観たのだが、女性の声で「警告を受ける」という内容だった。

 「行ってはダメ」

 ものすごく大きな声で、このため、すぐに目覚めたほどだ。

 何だか気になるので、とりあえず神社に行ってみることにした。

 最近は徐々にトラの神社から八幡さまにシフトしつつある。ま、そっちが東北出身者本来の姿だろう。関東の総本山みたいな拠点が近くにあればなお良いのだが。

 

 神社に着くと、既に社務所は閉まっていた。五時を過ぎていたということだ。

 建物が真っ暗なので、ウインドウに自分自身の姿を映そうにも、まったく見えず。

 自動フラッシュが出てしまい、尚更暗くなる。

 順光なら少しは写るだろうと、神殿の方に向き直って撮影した。

 ま、こういう時もある。

 

 帰宅してから画像を開くと、少し煙が出ていた。

 この日は快晴で、湿気が少なかったから、夕方とはいえそれほど水煙は写らぬはずだ。

 神殿を拡大すると、おお、来てる来てる。

 バレーボールか、あるいはことによるとサッカーチームが組めそうなくらい集まっていた。

 ま、これは「煙の中を見通す」経験を積んでいないと、まったく判別がつかぬと思う。

 相変わらず女たちの表情が怖い。あの世の者の顔はどうしても怖ろしく見えるが、これは致し方ない。血が通っていないし、温かい心持ちも持ち合わせていないのだから、当たり前だ。

 

 「だが、こいらは俺の敵ではないよな」

 どんなに怖ろし気な姿をしていても、女たちが私に悪さをしでかしたことはない。

 何か伝えたいことがあるから、出て来ているわけだ。

 

 数時間の間考えさせられた。

 「一体、どこに行ってはダメだと言うのか」

 台所で料理をしている時に、はたと気が付いた。

 「俺は午睡の直前に、ワクチン接種の予約を入れたじゃないか」

 どの病院にも予約が入らず、やっと入れられたのは、前回の個人クリニックだった。

 あのクリニックの近くには、古い稲荷の祠がある筈だが、既に朽ち果てているのか、どこにあるのかが場所が定かではない。近寄ってはならぬ性質のものだから、事前に調べたが探し当てられなかった。

 だが、近くにあるのは疑いない。道に立っただけで、体毛が逆立つ。

 前回はクリニックの前で写真を撮ったのだが、たまたまガラスに映った私の体には、複数の手が伸びて抑え込もうとしていた。

 

 「なあるほど。去年と同じことになりかねぬから、あの近くには『行くな』と言っているわけだ」

 予約を変更して、あのクリニックには行かぬことにした。

 一年に渡り「障り」に苦しめられたから、どういう時にどうしなくてはならぬかは、身に染みている。

 仲の悪い、相性の悪い者のところに、自ら近づいて行くほど愚かなことはない。

 自分の直感の使い方を、ようやく分かってきたようだ。

 よくよく確かめて、「ある」と思ったら、けして疑わぬことだ。

 私が今生きていられるのは、いざと言う時に直感が働くし、その感覚を信じているからだった。 

 

追記)点検したら、うっすらと見えるのがあったので、画像を追加した。