

◎偏西風と同じ向き
血管注射をする際に、針の位置が適切でないと、体内で出血する。
これを外から見ると、いわゆる「青タン」に見える。理屈はそれと同じ。
面白いのは、この血溜まりは、時間の経過と共に少しずつ移動することだ。
絆創膏を貼ってある箇所が概ね注射位置なのだが、ここから血が漏れた。
(いつも同じ位置に針を刺す。)
だが、一週間ほど経過すると、「青タン」が右側に移動している。
これはいつも同じ方向だ。
腕の尺骨を軸と見なすと、左から右、または西から東に移動するのだが、この動きは地球の偏西風の動き方にそっくりだ。
血液やリンパ液は主に管を通って移動していると思うが、それ以外の臓器の隙間を満たす体液も少しずつ移動している。
これが「右回り」「東周り」だというのは、何となく面白い。
血液の成分が鉄で、これには磁気があるから、それと関係しているのかと想像してみたりするが、実際のところは分からない。