日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

2023-02-12から1日間の記事一覧

◎古貨幣迷宮事件簿 「未勘銭その他」その4)たたら鉄の質から鋳地を読み解く

◎古貨幣迷宮事件簿 「未勘銭その他」その4)たたら鉄の質から鋳地を読み解く さて、四番目は見すぼらしい鉄銭の話だ。 こんな出来の悪い鉄銭だが、雑銭の中からこれを発見した時は、思わず「おお」と声を上げた。 「銭径が著しく小さい」:ほぼ一文背文銭の…

◎失われた風景

◎失われた風景 かつて長瀞にプリンスホテルがあった頃には、そこの階下にある川辺に面したレストランの雰囲気が好きで、時々、そこに行った。 十一時頃に行き、ランチを食べた後には、そこで報告書や雑文の原稿直しをした。夕方まで四十分ごとに一杯ずつコー…

◎父親似だったらしい

◎父親似だったらしい 昨夏より次女が家に戻って来たが、コイツは偏屈でわがままだ。 前の職場で嫌なことがあったようで、総てを捨てて、給料が半減する別の仕事に就いた。 ま、「同業の彼氏と別れたのだろうな」とは思う。 何をするのも億劫で、楽しいことが…

◎古貨幣迷宮事件簿 「未勘銭その他」 その3)金属型による銀銭

◎古貨幣迷宮事件簿 「未勘銭その他」 その3)金属型による銀銭 永楽銀銭の話の続きになる。 鋳造法の特色について、あれこれ実践して調べて来たわけだが、たまたま中国人の知人を通じて、中国の故宮博物館の元研究員で、「今は共産党の文化委員」だという人…

◎古貨幣迷宮事件簿 「未勘銭その他」その2 永楽銀銭から粘土型の追究へ

◎古貨幣迷宮事件簿 「未勘銭その他」その2 永楽銀銭から粘土型の追究へ 少し前に二十年くらい前に「街道筋の古道具屋に永楽銀銭が置いてあった」話を書いた。 埼玉から群馬、山梨と幹線道路を北西に移動しつつ、古道具屋に立ち寄ったのだが、そのどの店にも…

◎偏西風と同じ向き

◎偏西風と同じ向き 血管注射をする際に、針の位置が適切でないと、体内で出血する。 これを外から見ると、いわゆる「青タン」に見える。理屈はそれと同じ。 面白いのは、この血溜まりは、時間の経過と共に少しずつ移動することだ。 絆創膏を貼ってある箇所が…