◎病棟日誌R060905 燕三条はよいとこ
看護師のユイちゃんと新潟の話をしていると、その新潟出身のエリカちゃんがやって来た。
ユイちゃんは八月に燕三条から長岡に行き花火を見たが、名物らしきものをまったく食べて来ていない。
そこでエリカちゃんに「何を食べればよかったか」と訊いた。
すると、まさに「立て板に水」で、エリカちゃんはさらさらと「あそこではこれ、あっちではこれ」と解説してくれた。
グルメの穴場は燕三条市で、和食から洋食とこじゃれた店があるらしい。サービスエリアの中にも、洋食の店があるそうだ。
和洋食ではなく、きちんとした洋食らしい。
「それなら電車で寄り道しながら海岸まで行き、海岸沿いを各駅にのんびり乗りながら、途中でご当地食を食べるのがたのしそうだわ」
新潟は仕事で一度行っただけだから、是非行ってみたい。
独りで酒でも飲みながら、海岸線を眺める。
もの悲しくてええわ。
ラーメンなんかは、各市で独特のものを出すらしい。
お勧めは「生姜醤油味」とのこと。生姜味のラーメンは食ったことが無いぞ。
日中はラーメンを食い、漁港で浜焼きを食い、夜は温泉で回線を食べたら、さぞ楽しかろう。
当方は旅行するにせよ二日しか時間を取れない。
北海道には行けぬが、新潟には行ける。
この日の病院めしは鶏のソテー。
下茹でした上に、熱を完全に通すからカチカチなのだが、不味くないどころか美味いと感じる。
考えさせられたが、たぶん、「薄味に慣れた」ということだと思う。塩気があまりなく、健康な時に食べていた塩分の、たぶん、1/3くらい。家で家族に出す料理でも塩辛すぎるが、外食すると一人前が食べられない。量と言うより、塩分でお腹が一杯になる。「無理せず残す」ことが出来るようになったが、店の人が気分を壊すかもしれんので、「私は食事制限があって」と予め断るようにしている。
「燕三条」という街の名前で、それが古い街だと分かる。
合併の後、訳の分からない地名が増えたが、昔風の方がしっくりと馴染む。
数日前から急に体調が悪くなったが、家人も同じような症状で、吐き気がして下痢をしているらしい。
まるで感染症だが、家人と同じものは食べぬから、これは有り得ない。息子らは何ともなし。ま、別の理由で、当方は当方ならではの症状だと思う。