◎病棟日誌R070308「工務店オヤジ帰る」
◎病棟日誌R070308「工務店オヤジ帰る」
看護師のコロナ感染が拡大し、この日は穿刺の出来る者が3人しかいなかった。発熱で出勤停止になっている者が4、5人いる。
一時と違い、もはや「コロナ感染」はニュースにならなくなったが、感染がはっきりすると1週間程度は休まねばならなくなる(停止)。インフルなら3日程度か。
患者を区分しているので、普段とは違うベッドに寄せられている。向かいのベッドには久々に「工務店のオヤジ」が来ていた。
いつも作業服で来る、180㌢台の「が体の良い」オヤジだが、やはりどこか具合が悪く入院していたらしい。
仕事着で来ているから、治療後には仕事に戻るわけだが、かなりしんどいのにそうするのは、たぶん、経営者だから。
この病棟から入院病棟に移るのは心肺症状が原因であることが多いが、ここでは治療できないので専門病院に移る。だから、顔を見せなかった。
戻って来られて良かったよな。もう少し命を繋ぐことが出来る。
あと1回か2回の入院を経て、そこでオサラバになる。
一方、背中痛のジーサンは姿を消したまま。こっちはかなり危うい。
当方自身も股関節痛が酷くなって来て、歩けずに呻くほど。
これは神経痛でなく動脈硬化を疑う必要があるのかもしれん。
ま、淡々としたもんだ。
看護師のユイちゃんが木曜に弾丸旅行で八戸に行って来た。
「日帰りなら新幹線が1万円」の切符を使ったわけだが、「蕪島のウミネコ」とか、「大間のマグロ」、周辺の「温泉」について、当方が散々「吹いた」のが旅行の動機づけになったらしい。
だが、この日は昼に新幹線が止まったし、このところの大雪で現地の移動もままならなかっただろうから、こっちがヒヤヒヤした。
ユイちゃんに状況を訊くと、「天気が悪く蕪島のウミネコが飛んでいなかった」「大間産のマグロは水揚げがなかった」「温泉には入らなかった」とのこと。
青森県代表ではないが、「こりゃ申し訳ない」と詫びた。
だが、青森は海流が合流する場所だから魚が美味しい。
「お寿司を食べたが美味しかった」とのこと。
実際、八戸に行き、古くていかにも場末の寿司店で食べても、どこも美味しい。ネタの鮮度が良い。
ユイちゃんは「また行かなくちゃ」と言っていたから、旅行自体が好きなのだな。当方は日帰りで八戸往復は、さすがにやる気が出ない。ま、二時間電車に乗れば、間違いなく体調を崩し、寝ているか病院送りになると思う。帰省すら出来ない体になった。
新幹線の不通は昼の間で、ユイちゃんの行き帰りには影響がなかったそうだ。
「八戸でシャコを食べました」とのこと。
東京以西ではシャコは夏の食べ物なのだが、これは主に九州産だ。北海道では冬にシャコの旬があり、今頃、普通に食べるし美味しい。ユイちゃんが食べたのはたぶん、北海道産だと思う。
ユイちゃんは初めて食べたそうだが、「見た目は虫だけど、味は海老」だったとのこと。
関東では、シャコを置いている寿司店の方が少ない。
どこか旅行して、温泉に入り、シャコやゲソで一杯やれる日が再び来るのかどうか。