日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

(2011マイルCS)破壊王見参!

20日日曜のG1マイルチャンピオンシップに、シルポートが出場します。
秋の天皇賞は、スタンドから間近で見ていましたが、シルポートの千㍍56秒台の逃げにより、先行勢のアーネストリーローズキングダム、ビッグウィークといったG1馬が、根こそぎ粉砕されてしまいました。
しかし、シルポートは、逃げ馬に有りがちな「離して逃げ、直線バッタリ」のワンパターンではなく、「ソコソコ後続を引きつけて逃げた上で、直線で突き放す」という芸当が出来る馬なので、先行勢もある程度ついていかざるを得ません。
シルポートのこのレースぶりは、まさに「破壊王」という異名にふさわしい内容でした。
この1枠1番の逃げ馬からメイチ勝負をしていた私は、1千㍍の時点で敗北を覚悟しましたが、レース自体は面白かったですね。
 
シルポートの本領発揮は、距離的には1600~1800㍍で、かつ「なるべく直線の最後に坂がない」のが条件になってます。京都金杯での逃げ切り勝ちを見れば、京都競馬場はこの馬にとって、「合う馬場」であることは間違いありません。京都の坂は幾分手前にあります。
 
天皇賞でのシルポートは、1600㍍を通過する時点で、1分32秒2の時計をたたき出しました。
今回の持ち時計で言うと、他にこれを上回る馬が何頭かいますが、シルポートの場合はゴールの400㍍手前の時計だったというところが重要なポイントです。
すなわち、まだ馬なりで鞭を使っていない段階の時計です。
この馬にとって適距離であることを考えると、もし天皇賞が1マイル戦だったなら31秒台の勝負になったということですね。(ま、レバ・タラは役に立ちませんが。)
 
6歳馬シルポートは、今年になり、自身の走破ベストを次々更新しています。
買うならやはりここでしょう。
 
相手も、名立たる有力馬ではなく、人気を落している実力馬。
すなわち1番フィフスペトル、2番ダノンヨーヨーあたりなら面白そう。とりわけ後者は昨年のこのレースの2着馬になってます。両方とも、近走では不利を受け、勝負になってません。
ダノンヨーヨーは、近走のイメージを一掃してしまうかも(期待です)。
 
馬連三連単をボックス、三連複を1点のダメ元馬券なら、軽く買って楽しく遊べます。
内枠スルスルで、3→2→1と来てくれんかな(これは穴党の願望)。
真面目に勝負するなら、「シルポート単勝複勝」もしくは「シルポートがらみのワイド」にガツンと行くというのが、面白いだろうと感じます。
 
勝負になるか、あるいは再び「破壊王」となり、「記録よりも記憶」に残る馬となるか(あのツインターボみたいに!)。
シルポートにとってはここが正念場です。