20日日曜のG1マイルチャンピオンシップに、シルポートが出場します。
しかし、シルポートは、逃げ馬に有りがちな「離して逃げ、直線バッタリ」のワンパターンではなく、「ソコソコ後続を引きつけて逃げた上で、直線で突き放す」という芸当が出来る馬なので、先行勢もある程度ついていかざるを得ません。
この1枠1番の逃げ馬からメイチ勝負をしていた私は、1千㍍の時点で敗北を覚悟しましたが、レース自体は面白かったですね。
シルポートの本領発揮は、距離的には1600~1800㍍で、かつ「なるべく直線の最後に坂がない」のが条件になってます。京都金杯での逃げ切り勝ちを見れば、京都競馬場はこの馬にとって、「合う馬場」であることは間違いありません。京都の坂は幾分手前にあります。
今回の持ち時計で言うと、他にこれを上回る馬が何頭かいますが、シルポートの場合はゴールの400㍍手前の時計だったというところが重要なポイントです。
すなわち、まだ馬なりで鞭を使っていない段階の時計です。
この馬にとって適距離であることを考えると、もし天皇賞が1マイル戦だったなら31秒台の勝負になったということですね。(ま、レバ・タラは役に立ちませんが。)
6歳馬シルポートは、今年になり、自身の走破ベストを次々更新しています。
買うならやはりここでしょう。
相手も、名立たる有力馬ではなく、人気を落している実力馬。
ダノンヨーヨーは、近走のイメージを一掃してしまうかも(期待です)。
内枠スルスルで、3→2→1と来てくれんかな(これは穴党の願望)。
シルポートにとってはここが正念場です。